日経平均-1.0%、TOPIX-0.6%、東証グロース250指数-0.9%と続落しました。

 

次回の米FOMCでの利下げは-0.25%幅が鉄板と思えるコンセンサスとなっていたところ、影響力ある記者が-0.5%幅に言及したりでまさかの-0.5%幅が多数派(2/3ぐらい)となり、米金利低下からの円高チャレンジで、ドル円は一時139円台に突入しました。

今週は日銀金融絵施策決定会合もありますので、どうしても為替は色んなニュースに過敏に反応します。

 

円高そのもの、そしてそうした動きの不確実性を嫌気して日本株は下がったわけですが、この円高となっても、36,000円を割ったらちゃんと買いが入ってそれより上で引ける(大引け36,203.22円)あたり、やはり底堅さは感じます。

しかし、先週も何回かコメントした時と状況は変わっておらず、だからといって力強く上がるという訳ではないので、ガッツリ買えるという訳でもありません。

米FOMC、日銀金融政策決定会合がどう出るかを予想しても、同じ予想で上下方向どちらでも説明できる状況ですので、あまり意味はなさそうです。変なベットをせず、通過待ちがベストであると思います。

 

中小型株も下げましたが、タイミー-8.8%、GNI-2.4%に指数が下に引っ張られているだけで、主力系のGENDA+4.9%、カバー+1.9%、アストロスケール+2.8%や、バイオ系でキャンバス+8.4%、モダリス32.6%など強い銘柄の方が目立った感じがあり、雰囲気はそれほど悪くなかったです。

連休中にラッセル2000指数が上げていましたので、中小型株はスッキリ上げて欲しかったところですが、上げ余地として溜まってはいると思うので、上げ基調には変わりは無いと思います。ただ、上げるタイミングとしては、米FOMCや日銀金融政策決定会合の後になるかもしれません。じっくり待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]