自民党新総裁は高市さんで決まりでしょトレードが続き、146円台半ばまでの円安、日経平均+2.3%、TOPIX+0.7%、グロース250指数+2.1%、防衛関連、核融合関連、サイバーセキュリティ関連、AI・データセンター関連株大幅上昇となりました。日経平均で-0.7%、TOPIXで-1%程度の配当落ちがあっての上昇でしたから、非常に力強いものでした。

 

しかし、高市さん、石破さんで決選投票となり、現物も先物も引けた後の15時半ごろに石破新総裁と結果が発表され、17時現在はドル円143円割れたり戻ったり、日経平均先物37,800円近辺(現物引け39,826.56円)となっています。政治って怖いですね。。。岸田・菅の勝利vs麻生の敗北ってことなのでしょうか。

円高は高市さんトレードで円安になった分の巻き戻しでまあそんなもんってぐらいですが、緊縮財政気味、金融所得課税に前向きと伝えられていた石破さんの政策が、今後株価に与える影響が非常に気になるところです。

 

海外時間になってからの外人投資家の反応を見てみたいと思います。

今のところは下がれば買いというスタンスはまだ変えずでいいと考えています。来週初は月末ですし、よっぽど下がらなければ、バタバタしなくていいでしょう。

衆議院解散・選挙が近いのであれば、政策期待で株にはポジティブになりますね。

 

とりあえずどこまで下げるかですが、小泉さんが勢いを失って高市さんの注目が大きくなり、このコラムで初めて高市さんトレードに言及したのが24日でしたので、その前営業日20日の日経平均の引け37,723.91円が一つの目安です。今の先物とほぼ同レベルですので、まあなるほどというレベルです。

19、20日での大きな上げは米FOMCでの0.5%幅での利下げを好感したものですから、それまでキャンセルするような下げは今のところなさそうです。ただこれも、週末にかけて石破さんが何を言うか次第ですね。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]