昨夜注目された米9月CPIはやや強めでしたがまあ誤差の範囲ぐらいで収まり、どちらかというと新規失業保険申請件数の増加の方が注目されましたがこちらはハリケーンの影響で一時的なものだろうとなりまして、無風通過という感じでした。

 

発表後は昨日このコラムで想定した通り反動の反動が出まして、ブレがあった後は利回り低下、円高、日本株(先物)安で反応しました。

日経平均先物は昨日の現物指数比-1.2%まで売られましたが、さすが基調の強い日本株は戻りもありまして、今日は日経平均+0.6%、TOPIX-0.2%、グロース250指数-0.3%となりました。

日経平均に関しましては昨日の決算のあと今日+6.1%となったファーストリテイリングの寄与度が+0.7%ptありますので、それが無ければ日経平均も-0.1%で主要指数3つとも小幅マイナスでしたね。

ただ、どうであれ日経平均の引け値が39,605.80円と、39,500円の壁を越えてきたのはポジティブでした。円安への再反転もいい感じです。

 

本日はSQですので出来高はそれなりに増えて見えますが、実態は全般閑散でした。

 

東証グロース市場も指数(グロース250)としてはある程度頑張りましたが、ファンドからの売り圧は減っているようですがまだあったであろう中で、売買代金が減少し1,000億円割れと流動性が無いため、指数以上の個別銘柄の弱さが続きました。辛いですね。

グロース250指数における先物のディスカウント幅が-10ptを超える日が続き、先行き不透明感を出しています。

 

SQを超え需給が整理され、中国株関連の変な需給不安は一旦収まりまして、まだ中東リスクはあるものの、15日公示・27日投開票の衆院選が来週いよいよ本格的に始まりますと、選挙相場に突入で強い展開が期待されます。

石破首相でホントに自民党が勝てるのかという不安があり、ガッツで大きな買いポジションは取りづらいものの、基本的には買いで臨む局面です。

出遅れている中小型株も月末までのどこかの時点でキャッチアップしてくると見ています。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]