昨日コメントしました38,000円サポートというのはしっかりあったようで、38,000円割れでスタートした日経平均はそこから急速に戻し、+0.1%(大引け38,143.29円)ではあるもののプラスで引け、連日の陰線記録もストップしました。

ただTOPIXは-0.1%とマイナスでした。引き続き売買代金も少なく、エネルギーはありません。

 

米金利が少し落ち着き、加藤財務相の口先介入もありまして、一時153円を突破したドル円は152円台前半まで戻ってきました。

150円より円安になりますと、インフレの経済悪影響、日銀利上げ確率上昇が心配になってきていましたので、円安どこまでいくのという不安が一旦解消されたのが、今日の日本株にはポジティブでしたね。

 

自公で過半数割れまで報じられてはさすがにそこから更に悪いニュースは無かったので、下げ止まっただけという側面もありました。

明日もこのような静かなマーケットで、週末の衆院選を待つことになりそうです。

 

昨日コメントしたもう一つのサポート(グロース250指数の600pt)はあったようななかったようなで、600pt割れで寄ったが600ptを回復し、また安くなったけれども戻したが引けは599.98ptと600pt割れでした。

 

ただ、今日も売買代金上位はフルッタフルッタ+34.2%、ベースフード16.6%と材料株系ではありましたが大きく上昇しており、QPS研究所+6.2%、カバー+1.4%、GENDA+3.1%と主力の一角も強く、良ファンダメンタルズ銘柄でさすがにこれは売られ過ぎではというものも戻していましたので、最悪期は脱した感がありました。

 

東京地下鉄が-2.1%と下げたことで少しだけ資金循環が起こっただけかもしれませんし、東証グロース市場売買代金も840億円と低調ですので信頼感は薄いですが、600ptサポートを引き続き信じたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]