9連休さなかという人も多い今年最終取引日とあって盛り上がりに欠け、日経平均-1.0%、TOPIX-0.6%となり、日経平均は引け値で4万越えとはなりませんでした。

それでも89年末を上回っての引けで、年末としての史上最高値を35年ぶりに更新しました。

 

今年は十分上昇(日経平均+19.2%、TOPIX+17.7%)していますし、新年度新NISAの買いも先週金曜日で済ませと、今日は売り優勢というのはやむ無しではありますが、もう少し強い展開で来年に向け勢いをつけたかったですね。

 

今年パフォーマンスの悪かった中小型株は、グロース250指数が-0.1%、年間で-8.8%となりました。

直近IPO銘柄、材料株系で大きく上げたものがありましたが、下げたものもあり、主力も元気なくという感じでした。

ファンダメンタルズで動いている感じがなく、来年に向けて何か判断できるというものがありませんでしたね。

 

トランプ次期米大統領就任、日銀金融政策決定会合、米FOMCを来月中旬以降に控え、とりあえず新年初は様子を見たいという機関投資家も多く、そうした売買が入ってきてトレンドができ、勝負できるのは1月下旬からになるかもしれません。

ファンダメンタルズでの買いがあまり期待できず、その前に新NISAの買いがどこまで膨らんで日本株を押し上げられるかが注目されます。2年目ということもあって、今年初のような大きな買い、上昇にはなりづらいのではないかと見ていますが、流れが出来れば素直についていく、とりあえずはそういうスタートになりそうです。

 

来年も今年同様、少しでも皆様の投資のお手伝いが出来るよう、タイムリーな市場情報と投資アイディアをお伝えしていくべく頑張ってまいります。

 

今年も一年お疲れさまでした。

どうぞ良いお年をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]