二日続けてラリーが続かないがちな日本株が、スターゲート計画による昨日の上げの後、今日がどうなるか注目されました。
結果としては、今日もソフトバンクG+5.1%、半導体関連銘柄(TOWA+10.4%など)、電線株(フジクラ+4.8%など)が引き続き強く、日経平均+0.8%、TOPIX+0.5%と続伸しました。
今日引け後に決算発表だったディスコは、昨日に引き続き売買代金1位でしたが、警戒感から-2.5%と反落しました。
トランプ銘柄なのに昨日あまりぱっとしなかった防衛株は、三菱重工+8.6%などと今日は買われました。
昨日+8.1%と大きく上げたフジ・メディアは、今日は-7.8%と大きく下げました。
日経平均が4万円を超えていけるかどうか、(超えてそのまま上に上がりそうかどうか)、が注目されましたが、ショートカバー的なものも含め断続的に買いが入って14時頃に一時4万円を超えたものの、引けは39,958.87円と4万円キープはなりませんでした。
現在先物は39,820円まで売られています。
明日の日銀金融政策決定会合での利上げ0.25%ポイントはほぼ100%の織り込みとなったものの、その後の植田総裁の発言で何が出てくるか分からず、一応警戒感があったところでリスクオンの動きが今日は限られました。
総裁会見(もしくは何かのリーク)待ちですが、暴落を招かぬようある程度ハト派のコメントが見込まれますので、そうであればそこから上昇相場が始まると考えています。
(とはいえ、植田総裁のコメントはとかく誤解されがちで、よくわからないまま下げていくリスクは残ります。。。)
グロース250指数は-0.9%とやや大きく下げました。
今日も大型株主導のマーケットでしたので、中小型株が弱いのは仕方ないところです。
東証プライム市場ですら、値上がりした銘柄比率が38%、値下がり56%となっているぐらいで、一部の銘柄だけ上がっているような状況ですから、中小型株が上げるのはそれは無理というか。。。
明日の日銀金融政策決定会合、もしかしたら来週の米FOMCあたりまでいびつなマーケットが続くかもしれませんが、トランプリスクは依然あるものの基調は強く、中小型株にも資金循環は来るはずですので、それまではしばしの我慢というところです。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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