米金利上昇や米株安を受けて日本株は安く始まりましたが、終日ジワジワ買われる展開で戻し、引け近くに少し売られて、日経平均+0.0%、TOPIX-0.2%とほぼ変わらずで引けました。

トランプ大統領による新たな関税策なども嫌気されましたが、日米首脳会談で悪い話が出なかった、つまり想定より上手くいったことへの安心感が日本株の買いにつながりました。石破首相とトランプ大統領のケミストリーが意外と合ったこともあったようですが、トランプ大統領の発言を聞いていますと、外務省事務方が非常にうまく根回し、準備をしていたと思います。さすが日本の官僚といったところでした。

 

ただまあ凄くポジティブ何かが起こったと言わけではなく、日本は明日休日ということもあって、出来高も全般に減り、ほっと一息の1日だっただけでもありました。

 

材料がそれほどないない中、今日は久しぶりに昨年からのテーマ株が買われた印象で、売買代金1、3位で(防衛)川崎重工+5.6%、IHI+4.1%、第2位で(電線)フジクラ+7.1%となりました。

決算モノでは、「ポケポケ」の貢献があったDeNAが+23.1%とストップ高しました。太陽誘電もストップ高まで買われ+22.0%でした。

 

そして今日も中小型株が強く、グロース250指数は+1.6%でした。

note+19.7%が今日の主役で東証グロース市場売買代金1位で大幅高でした。

主力もカバー+3.6%、フリー+6.8%などいい感じ。

直近IPO系では技術承継機構+4.6%が買われました。

 

グロース250指数は、昨年跳ね返されてきた680pt~700pt(今日の引け値683.23pt)に到達し、ここを抜ければ上昇に弾みがつくところまで来ています。

まだ決算発表が続きますのでそれ次第ではありますが、無難にこなせば抜けて上ということになりそうです。

期待して明後日からのまた勝負となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]