米関税政策不安、からの米インフレ高金利懸念、からの153円台への円安になりましたが、ここら辺のレベルでのドル円の動きにはさしたる日本株の反応のないところで、日経平均+0.4%、TOPIX+0.0%と小動きでした。

日経平均は上げましたのが基調の強い証拠とも言えるし、39,000円越えで引けられない辺りは売り圧力の強さもアリともいえるしで、今日のところはまあ下げなくてよかったねぐらいでした。

 

個別銘柄は引き続き決算銘柄中心の値動きとなっていますが、さすがにびっくりなほどの上昇を見せたのがフジクラ。売買代金1位で+10.4%となりました。

売買代金は5,000億円となり、東証プライム市場売買代金5.4兆円の9%を占めました。圧巻というほかありません。

住友電工+4.3%、古河電工+3.0%と他の電線株も上昇し、今年もまだ電線株が主役でいそうです。

 

決算ものでは他にエムスリーも久しぶりの増益で+19.3%と大幅に上げました。下げた方では、東レ-12.1%、クラレ-15.0%と繊維株が下げました。

 

抵抗となりそうな700pt超えをまずは試しにいくとばかり、グロース250指数は+1.4%と今日も非常に強かったです。(引け値692.66pt)。

寄ってしばらくしてからは一本調子で引けまで上昇しており、中小型株に腰の入った買いの圧力を感じます。非常にいいですね。

 

主力カバー+2.9%、タイミー+9.4%、材料株系note+20.8%といういつものプレーしやすいメンツも上げまして、デイトレードもやりやすいマーケットでしたが、今日の主役は何といってもドローン関連銘柄で、TerraDrone+12.6%、Liberaware+19.0%、ACSL+11.4%、ブルーイノベーション+21.0%と軒並み上げました。

道路陥没からの水道管調査需要をはやしています。水道管関連という意味では、日本鋳鉄管+20.0%、大盛工業+12.0%も強かったですね。

ドローン関連銘柄が上げると宇宙関連銘柄も上がる?ということで、アストロスケール+14.5%、Synspective+8.9%も大幅上昇でした。

他にAIアプリ関連銘柄や直近IPO銘柄も買われており、中小型株は非常にいい雰囲気です。

乗れるときに乗っておかないと、次はいつ波が来るか分からないところもある中小型株ですし、まだ流れは続きそうですので、引き続き中小型株プレーでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]