米関税政策警戒がやや緩み、米株も上昇したことから、今日の日本株は日経平均+0.5%、TOPIX+0.2%と小幅反発となりました。

 

米半導体関連銘柄が強かったことから、日本株も久々の半導体関連銘柄主導の力強い動きを期待しましたが、日経平均38,000円の売り圧力は今日も強く、38,115円まで上昇したあと10時過ぎくらいから売りに押され、37,000円台へ押し戻されての引けでした。

 

今日も不動産株は強く、特に三菱地所が+4.8%と大幅高でした。

半導体関連銘柄はまちまちでした。昨日コメントしたソフトバンクG+0.4%は上げはしたものの物足りなかったです。

 

グロース250指数は+0.9%(+6.2pt)と、大型株指数よりも上昇しました。

ただこれは、タイミー+17.6%、指数寄与+3.1ptによるところが大きく、これが無ければ大型株指数並みといった感じでした。タイミーは、リクルートがスポットワーク参入断念を発表したこと、大手ネット証券が買いに新規格付けしたことにより大幅高となりました。

 

大型株、中小型株ともに全般としては上昇とはなっていますが、個別銘柄の動きはあまりいいものにはなっていません。

今日はどちらかというと逆方向(ファンダメンタルズの良いものが売られる)の動きの方が目立ち、ファンダメンタルズプレーヤーにはやや辛い日だったと思われます。

 

トランプリスクが出てこなければ、配当再投資の先物買い(主にTOPIX型)や、日経平均入れ替えによる日経平均型の買いで月末に向け需給は悪くありません。

何もなければ、上に抜けられないけど下も堅そうといった動きが月末まで続きそうです。

あとは、ウクライナ停戦に期待ですね。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]