米英が貿易協定で合意し、対中関税の引き下げの言及もあったことで米株は強く、そして今日の日本株も日経平均+1.6%、TOPIX+1.3%と上昇しました。TOPIXは11日続伸です。

ドル円も一時146円を超え、現在は145円台半ばで安定しており、リスクオンとなっています。

 

5/1の弊社コメントで、ドル円で148円、日経平均で38,000円が短期的なひとつの上値のメドとしておりましたが、日経平均はだいぶ近づいてきました。そろそろ売りを考えたいところですね。

週末の米中交渉次第ですし、あるいはドル円がまだ円安に向かえれば更に上にいけるのですが、それは週明けでの判断となります。

 

米金利上昇もあって円利回りが上昇し、銀行株、保険株が買われました。

NTTによるTOBが正式に発表されたNTTデータが+14.3%と大幅上昇しました。

ニデックがTOBを撤回した牧野フライスが-18.1%と急落しました。

三菱重工-5.6%、川崎重工-2.0%が売買代金1,2位でしたが売られました。

 

グロース250指数も+1.2%と、中小型株も買われました。

 

東証グロース市場売買代金1~3位がサンバイオ+7.7%、カバー+3.5%、ispace+2.7%と主力が引っ張りましたが、4位以下がHENNGE-2.3%、QPS研究所-3.9%、レナサイエンス-5.3%、カウリス-2.5%、アストロスケール-1.2%、BASE-12.3%と続いていまして、それなりに利食いの動きもあり、雰囲気良く全面高という感じではありませんでした。

 

前述しましたが、日経平均の38,000円は一旦上げ止まりそうなレベルと考えており、来週はもっと中小型株に資金が流れてくると見ています。

 

中小型株のプレーは来週のほうがしやすいでしょう。

週末はゆっくり休んで来週に備えましょう。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]