昨日までの需給要因(ETF分配金オペによる売り圧力)を終え、メジャーではありませんがSQを越えということで、日本株は強い感じで寄り付きました。
しかし、カナダからの輸入品には35%、大多数の国・地域に15%または20%の関税率といった米トランプ大統領の強硬姿勢を嫌気し、日経平均-0.2%、TOPIX+0.4%のまちまちほぼ変わらずという引けとなりました。
海運、鉄鋼などの市況関連や、金利高を好感して銀行株、円安傾向で自動車株といったところが広範に買われ、全体的には上げていてTOPIXは上昇し、ある程度いい雰囲気ではありました。
日経平均も下げはしましたが39,569円と39,500円サポートの上で引けまして、いくつかの銘柄は利食いで大きく下げたものもありましたが、全体として全然大丈夫といった感じでした。ただ、現在先物が39,330円と下げており、週末リスクがあって来週月曜日に下で始まるようなら、下がったら買いではなく、売り先行のスタンスにしなければな感じです。今晩の米株の動きを待ちましょう。
グロース250指数は-0.4%と、今日は中小型株は下げました。
東証グロース市場売買代金1位のデータセクション-17.1%、4位のレナサイエンス-8.1%あたりが利食いに押され大きく下げまして、中小型株市場の雰囲気を悪くしていましたが、主力や良ファンダメンタルズ銘柄にはしっかりしたものが多く、指数の下げを悲観するよりは、物色対象の健全化がポジティブな印象が強かったです。
来週もまた中小型株のいいマーケットとなりそうです。
(壁になりつつあるドル円の147円を上に抜かず、円高方向に戻ってくれれば中小型株にはなお良しです。)
今週もお疲れさまでした。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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