EUに対する米関税15%、中国に対する米関税一時停止措置延長の方向と、寄り付き前にいい材料が出ての週のスタートでしたが、好材料出尽くし的に売られ、日経平均-1.1%、TOPIX-0.7%と続落しました。

 

先週コメントした通りの調整局面となっています。

円安傾向がマーケットを下支えしていますが、決算発表前のリスクオフや、投資判断引き下げがあったアドバンテストが-9.0%だったりで半導体株が弱含んだり、そして今日は自民党の両院議員懇談会が引け後にあることもあって、買いが手控えられました。

今週は日米中銀会合や重要なマクロ指標の発表が控えていますので、やや弱含んだ神経質な展開が続きそうです。

 

グロース250指数は+0.1%と小幅ですが上げ、中小型株物色が続きました。

 

今日は主力はそれほど強くなく、ブルーイノベーションが東証グロース市場の売買代金1位で+14.3%、4位のFRONTEOが+16.8%、6位のHmcommが+23.1%といった感じの、値動き激しい系の商いが目立ちました。

良ファンダメンタルズ銘柄はそれほど強くありませんでしたが、明日以降に流れが向かってくると思っています。

 

ただ、Synspectiveの新株予約権発行や、さくらインターネットの決算が、明日の中小型株の雰囲気を悪くしないことを祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]