トランプ米大統領が中国の関税休戦を90日延長とか、米ハイテク株が強いという一応の理由はありますが、昨夜の米株が弱いのに対し、日本株はあきれるほど強く独歩高の様相で、日経平均+2.1%、TOPIX+1.4%と続伸しました。

 

日経平均は史上最高値を更新しました。

今日の上げ897円のうち、ソフトバンクG、アドバンテスト、ファーストリテイリングの3銘柄の寄与度が523円で、相変わらずのいびつな動きぶりでした。それがなければ+1.3%とTOPIXとほぼ同等の上げ率でしたが、でもマーケットの雰囲気を良くしていましたのでいいでしょう。

高くなってきた局面で、中国がエヌビディア製のH20製品使用を控えるように企業に要求というニュースが出て、ザラ場高値が42,999.71円を付けた後、43,000円に止めから下落に転じましたが、まあそれはまあという感じでした。

 

度々コメントしておりますが、今日もTOPIXコア30が+2.1%と非常に強い動きを見せており、海外機関投資家の腰の強い買いが観測されています。

こうした買いが続く限りは、周り(グローバル市場)がどうであれ日本株の強い動きは続くでしょう。

引き続き、TOPIXコア30の動きに注目です。

 

今晩の米7月CPIもちょっと気になるところです。

 

グロース250指数は-0.3%と、今日も中小型株は物色の圏外でした。

海外機関投資家の買い主導のマーケットでは、大型株中心になるのはしょうがないところです。

忍耐強く、循環物色のタイミングを待ちましょう。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]