本日の日本株は、日経平均が+0.7%の69,902円、TOPIXは+0.6%と、ともに終値での最高値を更新し、日経平均は5営業日続伸となりました。
ただ中身を見ると、手放しで強い、という一日ではなかったように思います。
昨夜の米国市場はS&P500が-0.6%、ナスダックが-1.2%、なかでもフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-5.7%と大きく崩れました。
これを受けて朝方の日経平均先物は68,800円台まで売られ、寄り直後には現物指数は一時400円超下げる場面も。
それでもそこから次第に持ち直したのは、ホルムズ海峡の再開期待や米イランの合意観測から原油が一段と下落(WTIは一時75ドル台と約3カ月ぶりの安値)し、投資家心理が改善したことが大きかったですね。
東証プライムの売買代金は10.4兆円とむしろ減少気味で、明日未明の米FOMC待ちの様子見ムードが基調。その割に、ここまで戻したという印象です。
注目は、SOXが5%超も下げた地合いで日本の半導体関連が逆行高したこと。
レーザーテックはASML関連のニュースを材料に+13.2%と急伸、イビデン+6.9%、太陽誘電+3.2%、村田製作所+3.2%も買われました。
もっとも、主役のはずのキオクシアは+1.4%にとどまり、ソフトバンクG-3.1%やアドバンテスト-0.9%はマイナス。
主力どころより物色が周辺に散った感じで、正直なところ力強さはあまり感じませんでしたね。原油があれだけ下げた割に、指数の上昇幅が限られたのも同じ文脈かと思います。
そのぶん、テーマ株の物色は活発でした。データセンター、水晶振動子、防衛、造船、核融合・原発関連、フィジカルAI、ネットセキュリティ、AI、SaaS、ペロブスカイト太陽電池あたりの上昇が目立ちました。
セクターとしては、前日の日銀利上げ(政策金利1.0%・31年ぶりの水準)を受けて銀行株がしっかり、寄り前に発表された機械受注の数字が良かったことで機械株にも買いが入りました。
一方で中小型株は、前日の反発の勢いを活かせず弱含み。
とりわけパワーエックス-17.9%が、ロックアップ明けの売り圧力を警戒されてストップ安となったのが痛かったですね(昨日あれだけ上げたのに…という感じですが)。
Terra Drone-8.3%、QDレーザ-9.3%、データセクション-5.5%といった主力どころも大きく連れ安となり、宇宙関連はまちまち。
そんな中、昨日新規上場のGOが東証グロース市場の売買代金1位で+1.9%とまずまずだったのは良かった点。
GNI+2.0%やオンコリスバイオファーマ+5.9%などのバイオ、タイミー+2.2%も買われていました。
明日はいよいよ、ウォーシュ新議長を迎えての米FOMCの結果待ちとなります。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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