今日の日本株は、日経平均が取引時間中に初めて7万円台に乗せ、終値ベースでも最高値を更新しました。

 

注目の日銀金融政策決定会合は、想定通り政策金利を1.0%へ引き上げ。31年ぶりの水準ですが、利上げ自体は織り込み済みで、声明はややハト派的と受け止められ、株はポジティブに反応しました。

 

日経平均は発表後に上げに転じて一時70,020円まで上昇、終値は前日比+0.1%の69,404円。TOPIXは−0.2%、グロース250は+0.2%と、指数そのものは小動きでしたね。

ただ、昨日の上げの大きさを考えれば、ここで崩れず高値圏を維持しているだけでも、非常に強いマーケットが続いているという感じです。

 

一時7万円を超えたところはさすがに達成感が出て、その後は伸び悩みました。とはいえ、東証プライムの売買代金が微増ながら11.9兆円まで増えてきたのは、買い圧力の強さの表れだと思います。

金利面では、短期金利はやや低下した一方、長期金利は上昇(10年債利回り2.645%)。これを受けて、その他金融など金融関連もしっかりした動きでしたね。

 

今日も主役はキオクシア+4.2%。村田製作所+4.7%、太陽誘電+4.7%のMLCCコンビも強く、このあたりのAI関連が日経を押し上げました。

そしてもう一つの主役がJX金属+18.6%。光通信向けのインジウムリン基板の生産能力増強に、2030年度までに1,200億円を投じると発表し、急騰となりました。

ここからの連想で北川精機+18.7%、メイコー+14.6%といった基板関連も大幅高。電線も金属つながりで強く、フジクラ+9.0%、住友電工+6.9%、SWCC+7.2%、さらに三井金属+8.5%と、非鉄・銅まわりに資金が集中しました。TOPIX非鉄金属指数は+6.8%と、断トツの強さでしたね。

 

半面、その分かりやすいところ以外はまちまちで、全面高ではありません。

原油安を背景に鉱業は−3.1%と最も弱く、不動産、建設、卸売といった内需・金利敏感のセクターも重い一日でした。

 

中小型は、やっと少し反発してきました。

 

新規上場のGOは公開価格比+10%高で着地し、ひとまず安心感を与えています(寄り付きはもっと高かったので、力強いとまでは言えませんが)。

 

パワーエックスが+17.0%と大きく戻したのも、全体の雰囲気改善にかなり効いた印象です。

宇宙関連はアストロスケール−8.6%など下げる銘柄も目立ちましたが、Synspectiveが+1.8%と、ようやく下げ止まりの雰囲気。QPS-1.9%やアクセルスペース-2.1%は、チャート的には下値が固まりつつあり、この2銘柄は買いからプレーして面白そうなところです。

 

証券会社の格上げが出たタイミーは+12.2%。

決算(というよりニュース材料の色が濃いですが)でTerra Droneが+20.7%と買われ、FUNDINNO−11.2%やHUMAN MADE−5.1%の弱さを埋め合わせて、中小型全体の底上げにつながりました。

 

スペースXが時間外でも10%近く上昇するなど、需給主導の色は残しつつも、グローバルのブルマーケットは継続しています。

日経平均も再び上値を試しに向かう流れですね。ネタニヤフ首相まわりの中東情勢は気がかりですが、基本的にはまだ上を狙っていける局面だと考えています。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]