本日の日本株は、日経平均-0.1%の66,311円、TOPIX+0.2%の4,156ポイント。TOPIXはこれで8連騰です。
一方でグロース250指数は-1.4%と、指数の中では明確に劣後しました。
下げの材料は、やや想定外だったウォーシュFRB議長のタカ派的な発言です。
ジャクソンホールで「インフレが目立って鈍化しているわけではない」と述べたことで米利上げ観測が強まり、日本の長期金利にも波及しました。
新発10年債利回りは一時2.95%と1996年以来の高水準を更新、節目の3%が視野に入っています。2年債も1.725%と1995年以来の水準です。
寄り付きは日経平均が65,668円と1%超のギャップダウン、その後64,832円まで売られて65,000円を一度割り込みました。
ただ、そこからは引けにかけて機械的に戻していき、日経平均は高値引け。バリュー株中心の好需給は変わっていない、という一日でした。
65,000円こつん再びですが、下値サポートはあっても、ここから大きく上がっていくというイメージにはまだなっていない感じです。
業種別のトップは電気・ガス業+2.8%です。牽引したのは関西電力+7.6%。美浜・高浜の使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の設置計画について事前了解が得られたことに加えて、国内証券の格上げも出ました。ディフェンシブでもあり、という買われ方ですね。
原油価格の強含みを受けて鉱業+1.8%、石油・石炭製品+1.6%も上位。INPEX+2.1%、出光興産+2.9%といったところです。
M&A系の銘柄が強く、サービス業+1.4%も堅調でした。M&A仲介のストライクグループは上方修正を受けて+8.0%です。
ハウス食品グループ本社+7.0%も、壱番屋の売却を検討と伝わり、会社側が「当社に関する一部報道について」を開示しました。売られる側と見られた壱番屋のほうが+15.9%のストップ高です。
金利上昇を受けて銀行業+0.9%も買われ、みずほフィナンシャルグループ+1.6%、三井住友フィナンシャルグループ+1.1%、三菱UFJフィナンシャル・グループ+0.6%。TOPIXを午後に押し上げたのはこの並びです。
半導体は前夜のSOX-3.5%を寄りでまとめて食らいましたが、中で明暗が分かれました。
キオクシアホールディングスは-3.8%で寄ったあと切り返して+4.4%の高値引け、東京エレクトロン+0.4%、フジクラ+3.1%、古河電気工業+3.0%、イビデン+1.4%と戻したのに対し、アドバンテスト-4.5%、レーザーテック-2.9%、村田製作所-2.8%、ディスコ-2.1%は戻り切れずでした。
グロース250の-1.4%は、さすがに今月の急ピッチな上げのあとで、月末の利食い売りが出たというところだと思います。また明日から仕切り直しですね。
売られたほうでは、Terra Droneが-17.8%と大幅安。パワーエックス-9.8%、メタプラネット-9.8%も安く、宇宙関連もSynspective-7.6%、QPSホールディングス-6.4%、アストロスケールホールディングス-5.7%と総じて弱い動きです。
その一方で、自動運転関連が大きく上昇しました。ダイナミックマッププラットフォーム+28.5%、ヴィッツ+20.2%、ティアフォー+20.0%、アイサンテクノロジー+18.9%と揃ってストップ高です。
売られる銘柄がある一方でこれだけ買われるものも出てくるわけで、中小型株を買いからプレーしやすい環境は終わっていない、という認識です。
その他ではBASE+18.4%。SBIホールディングスとの資本業務提携が材料です。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント+8.0%も大幅続伸。ソニー・ミュージックエンタテインメントとの資本業務提携で、同社が筆頭株主になることが材料視されています。
精工技研+11.7%も大きな上げでした。株式分割後で個人が参戦しやすくなったところに、自動運転分野での活躍期待が乗った格好です。光電融合テーマの復活を期待させる動きでもあり、今後が楽しみですね。
為替は対ドルで159円台後半。介入警戒もあって160円の手前は上値が重い状態が続いています。
明日は10年債入札があります。ここが低調に終わると金利は3%に向けて上昇圧力が強まる可能性がある、という指摘も出ていました。
今週は米ISM製造業景況指数と米雇用統計も控えています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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