本日の日本株は、日経平均-0.1%の66,215円、TOPIX+0.6%の4,181ポイント。
TOPIXはこれで9日続伸、昨年5月以来の9連騰です。
日本株、というかTOPIXは上げていますが、いまいち日本株市場がスッキリしない感じがするのは、日米ともに金利上昇が止まらないことが原因です。
新発10年債利回りは一時3.0%まで上昇し、1996年以来の水準を付けました。来年度の概算要求が143兆円前後と伝わり、国債の増発警戒が効いています。米国の10年債利回りも4.7%台後半で高止まりです。
日経平均は一時65,576円まで下げたあと、戻して引けました。好需給でTOPIX、バリュー系に支えられ、下げても戻せる形は保っています。
ただ、何か好材料が出てこなければ、いずれ力尽きるのではないかという懸念は残ります。
東証プライムの売買代金は7.5兆円。うちキオクシアホールディングス1銘柄で1.5兆円ですから、市場のエネルギー不足は続いています。
買われたのはバリュー系です。
原油高から、原油以外の燃料での発電、つまり石炭や原発をはやし、そこから電力会社、電力設備会社、建設へ、という連想があったようで、九州電力+8.2%、東京電力ホールディングス+6.4%、関西電力+5.1%、関電工+5.6%、鹿島建設+3.7%と上げました。ディフェンシブという括りでいけないこともないのですが、正直なところ上げた理由は判然としません。
素材・資源も高く、住友化学+8.4%、三井化学+6.1%、JFEホールディングス+4.8%、日本製鉄+4.6%、INPEX+3.9%。商社と自動車も三井物産+3.8%、三菱商事+3.2%、トヨタ自動車+2.8%と買われました。
半面、売られたのは半導体・AI関連と、金利に弱い高PER銘柄です。
古河電気工業-4.0%、リクルートホールディングス-4.0%、フジクラ-3.7%、東京エレクトロン-2.6%、ディスコ-2.6%。キオクシアホールディングス+2.0%が数少ない例外でした。
前日に急騰していたAI関連の反転が速く、ニューラルグループ-19.7%、FIXER-18.5%、モルフォ-16.6%と大きく下げました。
グロース250指数は-1.5%と、中小型株は今日も弱い動きでした。
この指数は、金利高に目をつぶって大型株からの資金循環が効き、先月は大幅上昇していました。ただ大型グロース株と同じで、反転下落となればスピードは速いので注意したいところです。
東証グロースの売買代金は4,650億円と前日比でさらに増え、大商いに見えます。ですがティアフォー1,960億円、Terra Drone 1,280億円の2銘柄を除くとそれほどでもない、という中身でした。
ティアフォーは+5.8%と貫禄の上げでしたが、さすがに他の自動運転銘柄は大きく下げるものが多く、アイサンテクノロジー-16.5%、ヴィッツ-13.6%、ダイナミックマッププラットフォーム-12.7%。次の中小型株のテーマ探し、ということになりそうです。
これから東証グロース市場、スタンダード市場から次期TOPIXに採用される銘柄に関するレポートが出てきます。
実際の組み入れはもう少し先ですが、先月の中小型株主力銘柄の強さがこれに対する早めのプレポジションづくりだけだったのなら、買いが続くのか、いったん落ち着くのかで、そこでも中小型株の値動きの展開は変わってきますね。
引け後、ホルムズ海峡で石油タンカー2隻が攻撃を受けたと伝わりました。ブレント原油は92ドル台に乗せ、日経平均先物は再び65,000円の攻防です。
よろしくない展開ですが、再度65,000円サポートを期待しましょう。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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