始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容] 

1)インデックス・イベント手引書(その4)

2)Index Eventスケジュール

3)6月の主なイベント・・・TOPIXリバランス、影響軽微

4)7月以降の主なイベント・・・上旬のETF分配金オペ、月末のTOPIX FFWリバランス

 


 

1) インデックス・イベント手引書(その4)

ETF分配金オペが接近中である。これに関して一連の流れを確認しておきたい。

まず、ETFの分配金は、例えば7月に一回分配される。この分配金の原資は、構成銘柄の配当金その他収益から、

各種コストを差し引いたものと考えれば良い。

構成銘柄の配当落ちは3月、9月が大きいが、実際にハードマネーとなるのは、3ヶ月前後かかる。

つまり3月の配当は、6月の下旬にかけて現金として手にはいる。

各ETFは、トラッキングエラーを避けるため、配当落ちに合わせて先物買いを実行する。(これが配当再投資先物買い)

この配当落ちが発生した段階で、ETFの中身は、現物ポートと先物買い建てとなっており、

この積み上がった先物買いを解消する(売却する)事で、分配金を捻出する事になる。(一部はEFPで現物に入れ替える)

 

ETF分配金オペ

落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い

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インデックス・イベントのポジションの取り方

  • 予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)
  • リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)
  • 手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。
  • 場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。
  • 個別銘柄のイベントでは、公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)
  • POイベントは、希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応
  • ETF分配金オペ、落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い

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2)Index Eventスケジュール

・今週は、6/29のTOPIXリバランスがメインとなるが、既に明らかなように、パッシブ全体から見れば微調整であり、トレードする必要はないであろう。

 注目のインデックスイベントとしては、7月上旬のE T F分配金オペと、7月末にかけてのTOPIX FFWリバランスである。

 E T F分配金オペは、金額でみると、NK225 < TOPIX先物となり、N Tロングが優位となりやすい。

 7月リバランスでは、売り方向のキリンと買い方向のアサヒ、協和キリンなどのペアトレ・・・という発想で臨みたい。

(主なスケジュール)

この続き:871文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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