始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容] 

1) インデックス・イベント手引書(その3)

2) Index Eventスケジュール

3) 6月の主なイベント・・・FTSE通過、残りはTOPIXとなるが影響軽微

4) 7月以降の主なイベント・・・上旬のETF分配金オペ、月末のTOPIX FFWリバランス

 


 

1) インデックス・イベント手引書(その3)

今回は公募イベントに関して話しておきたい。大まかな流れは以下の通りである。

①公募発表

②希薄化の規模にもよるが、株価は基本的には下落する。

③価格決定まで値段は押さえられている。

④価格決定は、条件決定期間の初日に行われることが暗黙の了解となっている(もちろん例外あり)。

⑤価格は、概ね3%ディスカウントで決定される(人気度により変動する)。

⑥公募株の配分が実施される。

⑦価格決定後は、安定操作もあり、株価が保たれる。

⑧TOPIX指数組み入れ基準日は、売却可能日の前日となる。

⑨MSCI(該当すれば)は、TOPIX基準日の翌日が基準日となる。

 

トレードに関しては、②で希薄化以上の下落があれば、買いを考える。

④⑤で、ある程度配分が読めるのであれば行動可能であるが、普通は難しいであろう。

オーソドックスな対応は、⑤⑥⑦でつなぎ売りで鞘を取る方法である。

また、指数イベントの規模が大きいのであれば、基準日に持ち越すのも有り。

尚、PO配分がない場合は、⑧や⑨での短期トレードとなるが、ケースバイケースでリターンが安定していない。

これらについては、その都度、解説して行く予定である。

 

個別銘柄のPOイベント

希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応』

 

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インデックス・イベントのポジションの取り方

①予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)

リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)

③手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。

④場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。

⑤個別銘柄のイベントでは、公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)

⑥POイベントは、希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応

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2) Index Eventスケジュール

まず、先週の冒頭コメントから検証していきたい。

今回、一番気になったのは一部指定が公表されたメイコーである。公表後の初日が月曜日だったこともあり、予想外にあっさり寄り付いた。

6/11(金)2962円、公表後初日6/14(月)3015円、その後の高値は6/18(金)3390円

稀に発生する現象が早速出現してしまい、筆者としては、推しが甘かったと反省してやまない。

月曜日は休み明けで、当該ニュースを忘れている投資家が多く、初値が飛ばない事が起こりやすい。

続いてBlossomであるが、基準日は想定通り逆方向の展開となった。最近のトレンド?は、基準日は逆方向である。

 

〜以下、先週のコメントから抜粋〜

東証一部指定でJASDAQの6787メイコー、7月の案件であるが、これで3994マネーフォワード、6254野村マイクロと三銘柄走る事になる。

インデックス・イベント手引書にも記載するが、公表後の初日は大半が買い気配で開始するが、多少の値上がりで寄る場合は初日エントリー可

GPIFのベンチマークBlossomは、

当然、既にプレポジションは積まれてきているが、実需は、早ければ月曜から動くかもしれない。基準日・金曜日の引けに関しては、ややリスクを感じる。

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収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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