始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容] 

1)インデックス・イベント〜手引書(その5)

2)Index Eventスケジュール

3)7月の主なイベント・・・GPIF年次報告、ETF分配金オペ、TOPIXリバランス

4)8月以降の主なイベント・・・上旬のETF分配金オペ、月末のTOPIX FFWリバランス

 


 

1) インデックス・イベント手引書(その5)

今回は、GPIFのベンチマーク(BM)ごとの運用規模が公表されたので、それについてコメントしておきたい。

パッシブで消滅したBMはJPX400、S&P GIVI の二本であるが、これらは、スマートベータとして一時期流行ったB Mである。

正直、JPX400もTOPIXも大差はないという見方が多かったが、これらは、ESG系にシフトしたと考えられる。

また、アクティブ比率が更に低下しており、GPIFとしては、アクティブ(小型は増やした)は残しているが結局はパッシブがメインであり、特にESG系のウエートを引き上げようとしている。まだ僅かであるが、REITのパッシブ運用が加わったことも見逃せない。

このメルマガに関しては、パッシブイベントにどのように対応すべきか?が重要なテーマであり、パッシブ比率上昇はポジティブである。

また、S&P GIIVIに関しては、実態がなかなか把握できていなかったことから、この消滅もポジティブである。

尚、GPIFの動向は、その他の準公的の投資行動にも大きく影響を与えることから、公的全体としてパッシブ比率が上昇する可能性が高い。

加えて、ESG系のウエートアップも更に進行すると思われること、BMとしてREITの組み入れが始まっていること・・・が重要なキーとなる。

 

パッシブ運用において公的の存在は一段と強まっている。 

『GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点』

 

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インデックス・イベント〜手引書

  • 予想段階で確度が高い場合は、ポジションをとる。(プレ・ポジションのプレ・ポジション=プレ2・ポジション)
  • リバランス発表段階では、上記プレ2・ポジションの調整と、公表後のポジション構築(プレ・ポジション)
  • 手仕舞いはパフォーマンス次第であるが、数日前からポジションを手仕舞う。基準日の引けに全てを持ち越さない。
  • 場合によっては、手仕舞いに加えてリバース・ポジションをとる。
  • 個別銘柄のイベント:公表後の初日・初値買いは避ける。(値段が飛ばない場合はエントリー可)
  • POイベント:希薄化対応、PO参加・つなぎ売り、指数組み入れ対応
  • ETF分配金オペ:落ちで配当再投資先物買い、配当金は現金として留保、分配金を出すときに先物を手仕舞い現金払い。
  • GPIF(公的)はパッシブメインでESG比率を引き上げる方向、REIT開始、アクティブは小型に重点

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2)Index Eventスケジュール

注目のインデックスイベントとしては、7月第二週のE T F分配金オペと、7月末にかけてのTOPIX FFWリバランスである。

E T F分配金オペは、売り金額でみると、NK225 < TOPIX先物となり、N Tロングが優位となりやすい。 

リバランスに関しては、手引書に則れば、週初(既に保有も含め)にプレ2ポジションの構築、7/8(公表7/7夕方)からは公表済みとなるので、

プレ2ポジションの調整、再度、積み増しなどを視野に入れて臨みたい。

 (主なスケジュール)

この続き:1062文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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