水曜日の夜に米8月CPIの発表を無難に通過し、中国政府はiPhone使用禁止政策を導入していないという情報で米半導体関連銘柄が戻したこともあり、米株は堅調で、連れて日本株は昨日、今日と強い展開になっています。
このまま上昇相場に乗っていきたいというところもあるのですが、日経平均の今日の高値は33,634.31円で、6/19高値の33,772.89円を前に一旦止まる形となりました。また、引けで大量に売りが出たようで、引けだけで日経平均で100円近く、TOPIXで5pt程度下げての引けとなりました。今年の高値近辺での売りということもあるでしょうし、3連休前で少しリスクを軽くしたいという売りもあったのでしょうが、いずれにせよここら辺のレベルでは売りが出てくるというのが確認できてしまいましたね。すんなり上へという訳にはいかなさそうです。
まだロングは引っ張りたいところですが、3連休明けに下げ始めるようであれば、相場なりに少しポジションを軽くした方が良さそうです。上げるのであれば、ロングをもってそのまま見ているぐらいの感じでしょうか。
指数というか先物というか主導の上げということもあって、中小型株は全体としては今日も足踏み状態でした。しかし、良ファンダメンタルズ銘柄はしっかり大きく上がっているものも目立ち、個別銘柄としてはそれほど悪い状況ではありません。いずれ大型株の上げに追い付く局面がくるでしょうから、まだ今のところは辛抱ですね。
The following two tabs change content below.
ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:日本株の主要指数は続伸。東証プライム市場の売買代金は今年最低で盛り上がらず。中外製薬大幅高からのバイオ銘柄祭り。 - 2025年4月18日
- マーケット一言:日米交渉がややポジティブとなり日本株は反発。議題になったであろう防衛の関連株が強い。中小型株のいいマーケット続く。 - 2025年4月17日
- マーケット一言:日本株は反落。蘭ASMLの受注状況で下げを広げたが、公的年金っぽい買いで少し戻す。長期金利低下はいい傾向。カバー。 - 2025年4月16日
- マーケット一言:日本株は久しぶりに続伸。自動車株、コア30銘柄、防衛関連銘柄強い。中小型株優位なマーケットが続く。宇宙関連銘柄のお勧め。 - 2025年4月15日
- マーケット一言:米関税政策の緩和期待で日本株上昇。円金利利回り上昇、円高であり、警戒モードは続く。 - 2025年4月14日