週末に報じられた植田日銀総裁の発言により早期利上げ観測が高まり金利が上昇、それに反応してやや円高気味だったドル円が、先週までの急速な円高の巻き戻しなのか逆に円安傾向となることで、いいとこ取りのような形にななった日本株は日経平均+0.8%、TOPIX+1.3%と反発しました。

 

金利高ということで今日も金融セクターが相場を引っ張り、保険業、銀行業が先週金曜日に続きベスト2パフォーマーとなりました。

円安方向ということで、輸送用機器(自動車)、電気機器も強かったです。

柳井氏の新疆綿不使用発言による中国での不買リスクによりファーストリテイリングが-1.3%下げ、小売業がワーストパフォーマーとなりました。

 

グロース250指数は-0.35%と、中小型株は下げました。

残念ながら、先週金曜日の強い上げにはお化粧買いがだいぶ含まれていたようで、理由なく大きく下げる銘柄も目立ちました。

 

大物所属タレントの卒業が報じられたカバーが-13.3%、先週金曜日の大幅高(+17.1%)の反動なのかQPS研究所-10.8%が売買代金1,2位でした。

直近IPO銘柄物色が続き、Terra Drone+7.1%、グロービング+17.4%、ククレブ・アドバイザーズ+14.2%と非常に強かったです。

ヘッドウォータースも先週金曜日+17.0%に続き、今日も+21.2%と商いを伴って大幅高でした。

 

主力や良ファンダメンタルズ銘柄が売られ気味だった本日の動きでしたが、先月末のお化粧買いの反動と、今日は大型株中心の物色だったということでしょうがないところでした。

明日以降復活があるとみています。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]