来週の米FOMC(米時間17~18日)を占う数字として重要な米11月CPIの発表を今晩(日本時間22:30)に控え、今日の日本株は東証プライム市場の売買代金が3.8兆円と更に減っているとおり非常に静かで、日経平均+0.0%、TOPIX+0.3%の小動きでした。

 

「防衛特別法人税」新設報道で川崎重工業+10.3%、IHI+6.2%、三菱重工+4.1%と売買代金1,2,3位の大商いで大幅上昇しました。

米金利上昇で銀行、保険株が買われました。半導体関連銘柄は売られ気味でした。

ソニーはザラ場高値3,398円をつけ、2000年3月1日のザラ場高値3,390円を24年ぶりに超え、ザラ場ベースでの上場来高値を更新しました。

 

グロース250指数は-0.3%と続落しました。

 

ただGNI-2.3%、GENDA-1.5%、カバー-0.6%などの主力の下げに指数が引っ張られた感が強く、良ファンダメンタルズ銘柄は強いものも多かったですので、雰囲気は悪くなかった気がします。

東証グロース市場の売買代金も1,100億円超えと増加しており、明日以降に期待がもてます。

 

グーグルの新型量子チップ「ウィロー」報道により、フィックスターズ+11.7%、エヌエフHD+5.3%などスパコン関連銘柄が物色されました。

昨日のコメントで注目しているとしたハーモニック・ドライブは寄り付きが弱く心配しましたが、引けは+2.5%と強く、むしろいいトレーディングチャンスがあった感じとなりました。このザラ場の強さは、なにかしらを感じさせますね。まだ楽しめそうです。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]