日経平均 +1.3%、TOPIX +1.3%、 TOPIXコア30 +1.5%、グロース250指数 +2.5%と反発しました。

今日も14時半からの買いフローはありましたし、台TSMCの予想を上回る売上高も出てきましたので、もう少し上げてもいいかと思いましたが、米株の下げ幅(S&P500指数で-2.2%等)はそこそこ大きく、関税に関する日米交渉はこれからが本番とあれば、今日はこれくらいで良しとしましょう。

 

注目の赤沢経済再生担当相が渡米しての日米交渉は、当初予定にはなかったトランプ米大統領の参加があり、より緊張感が強いものとなりました。

具体的な内容は出てきませんでしたが、トランプ米大統領は「大きな進展」があったとSNSに投稿したこと、厳しい要求が少なくとも表面には出てこなかったこと、為替は議題とならず円高警戒が薄れて円安ぎみになったことで、日本株にはややポジティブとなりました。

 

明日は金曜日でどちらかと言えば売りが出やすく、上方向のトレンドよりは上げ下げ日替わり相場に戻って下の可能性の方が大きそうですが、今晩の米株が戻って日本株も明日強いという可能性もそれなりにありますので、上の期待もできるところです。

 

日米交渉で日本の防衛予算増加が議題にあったであろうということで、防衛関連株、そしてそこから関連付けられる宇宙関連株、ドローン関連株が賑わいました。

防衛関連株では、川崎重工+7.1%、三菱重工+2.6%、IHI+5.6%で売買代金第1、2、4位。他に、シンフォニア+8.7%、日本アビオニクス+8.6%、東京計器+6.6%もありました。

宇宙関連株では、Synspective+17.3%、ispace+9.8%、アストロスケール+5.7%、QPS研究所+3.3%と中小型株が活況でした。

 

中小型株では上記の他に、ZenmuTech+5.6%が東証グロース市場売買代金1位、メタプラネット+6.1%が東証スタンダード市場売買代金1位となり、その他の関連銘柄や主力GNI+10.7%、サンバイオ+5.4%などの値動きも含めまして、直近IPO銘柄、暗号資産関連銘柄、主力がそこそこ全部物色される、強い市場状況で見るパターンとなりました。

中小型株のいいマーケットは続いています。

 

デイトレを得意とする個人投資家の方もやりやすいマーケットになってますね。

 

明日も楽しんでいきましょう。

でもくれぐれもまだ警戒モードで。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]