2週間の猶予的な発言はどこへやらで、まあ戦略というものはそういうものかもしれませんが、ともかく週末に米国のイラン核施設攻撃がありまして、リスクオフにより日経平均-0.1%、TOPIX-0.4%と下げました。

 

イランの反撃手段が限られることで戦争泥沼化はなさそうということ、ホルムズ海峡閉鎖は困難なので原油価格の高騰はなさそうということがある程度の安心感を生み、また、有事のドル買いでドル円が147円台までの円安となることで、日本株の下げは限られました。

なんとなく消化不良というか、動きが取れないというかで売買代金も減少し、今晩の欧米市場でのリアクション待ちとなります。

 

グロース250指数は+0.0%と、中小型株も全体としては動きづらい状況でした。

 

東証グロース市場売買代金TOP10で、2位のIPO銘柄ウエルネス・コミュニケーションを除いた9銘柄のうち7銘柄が上昇、しかもいくつかは大幅上昇とあって、雰囲気は悪くないと言えなくもないのですが、銘柄群が主力ではないというか、幕間つなぎ的銘柄が目立ちまして、ディーリング的に賑わっただけという感触が強かったです。

 

良ファンダメンタルズ銘柄もばらついた動きでして、今日のところは地政学リスクで大きく下げなくて良かったねぐらいのところ。

明日以降の仕切り直しとなります。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]