日経平均-1.4%、TOPIX-1.0%と少し大きめに反落しました。
米地方銀行で不正の疑いがある融資問題が明らかになり、それだけなら小さな話ではあるものの、地銀問題にはややセンシティブな米株はネガティブに反応、下げていました。
昨夜から維新の会の吉村代表が「議員定数の削減」が自民との連携の条件と言い出し、少しだけ高市新首相誕生のハードルが上がったのも微妙に嫌気されました。
米地銀問題が金融不安に広がることは今のところなさそうですし、その後の維新側からの情報発信も自民党に歩み寄るものが多いですので、なんだかんだと高市新首相の可能性は増しています。
来週の日本株は反発に向かえそうですが、週末のニュースフロー次第ではあります。
米地銀問題があるとはいえ昨日から円高気味なのが気になります。
週末前のリスクオフなだけだったらいいのですが、なんとなく嫌な感じです、
これ以上円高になるようでしたら、日本株への業績の悪影響心配もあるのですが、それよりも、なにか大きなことがマクロレベルで起こっているかものほうが心配です。
為替相場を注視していきましょう、。
グロース250指数は-2.9%と大きく下げ、今日は昨日よりさらに中小型株にきつい日となりました。
「アクーゴ」の実用化が見込まれることとなったサンバイオが、今日は中小型株を上に引っ張ってくれるという期待の中、昨日の急落から反転し一時16%高、からの急落で引けは-10%というのが、非常に雰囲気を悪くしました。
この期待で今月初めから上がっていた分がちょうど下がっただけなところもありますが、それにしても期待外れでした。。。
高市銘柄がFFRI-8.0%、QPS研究所-3.4%、アストロスケール-5.3%、Heartseed-5.3%と反落し、TENTIALが今日も下げて-12.2%といった感じで、主力銘柄や個人投資家の持ちが多いであろう銘柄が軒並み売られました。
グロース250指数の引けは709.16ptと、7月に反発を始めたレベルまで戻ってきてしまいました。
ここよりも下がると次の下値のメド(675ptあたりか)まですっと下がってもおかしくない感じなってしまいますので、こちらも注視すべきところとなっています。
今のところは、それなりに悪材料を織り込み、高市政権誕生もありそうということで、大型株にはやや遅れるかもしれませんが、そろそろ反発するとみています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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