昨夜は大きく注目された米6月CPIが前月比で2020年以来の低下となり、早期利上げ観測が後退し、米ハイテク株がしっかりでしたが、これを受けて日本株も、半導体・AI・データセンター関連が久しぶりにスッキリ強い一日でした。
日経平均+1.5%、TOPIX+1.2%と続伸です。
朝方はKOSPIの下げにつられて上げ幅を縮める場面もありましたが、その後は引けにかけてじんわり上がっていく強い展開。そのKOSPIも一時8%超の急騰となりました。
ただ、プライム市場の売買代金は9.6兆円と10兆円割れ。
キオクシア+5.8%は、大きく上がったとはいえ売買代金が2.7兆円と、4兆円超えも珍しくなかったところから3兆円を割ってきており、市場のエネルギーが減少気味なのは少しだけ気がかりです。
個別では、レーザーテック+10.2%(ASMLの通期売上見通しの再上方修正あり)、日経平均ウェート大の東京エレクトロン+4.4%、アドバンテスト+5.8%、データセンター関連の電線・部材でフジクラ+7.2%、古河電工+7.0%、イビデン+7.6%なども強かったです。
ハイテクだけでなく、商社、銀行、機械、建設、化学といった大型バリュー系もそろって上がっており、ブルマーケット型の一日でした。
一方で、昨日の講演に目新しさがなかったソフトバンクG-3.3%は売られ、IBMの急落を受けて富士通-4.7%、NEC-4.3%、ベイカレント-6.8%(決算前ということもあり)などSaaS・ITサービス系は大きく下げるものが目立ちました。
グロース250指数は+1.0%。グロース市場の売買代金は前日比6割増と急増し、中小型株は再び大型株よりも元気です。
本日上場のチャットプラスは、IPO価格1,080円に対し最終気配2,484円まで切り上げて初日値付かず。
防衛装備庁の迎撃ドローン早期取得プログラムに採択されたテラドローンは+22.4%まで買われました。
チャットプラスに触発されてGO+20.4%(ストップ高)、ネイス+6.2%といった直近IPOも上昇。
ウエストHD+21.7%(ストップ高)の好決算をきっかけに、パワーエックス+15.6%、テス+14.2%など蓄電池・再生可能エネルギー関連が買われ、リサイクルや核融合といったテーマ株も久しぶりに物色されるなど、中小型株に活況が戻ってきました。
マクロ状況に脆いマーケットは続きますが、米株が、というよりKOSPI次第の面も強い、ですが崩れない限り売買代金の減少が懸念されながらもするすると上がっていく可能性はあると見ています。
月末からは国内の決算発表も本格化します。まずは明日のTSMC決算に注目ですね。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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