本日の日本株は、日経平均-0.2%の65,142円、TOPIX-0.1%の4,046ポイントと小幅に続落しました。

グロース250指数も-0.4%の783ポイントです。

 

ベッセント米財務長官が円売りに賭けるトレーダーをけん制したこともあり、円は一時1ドル=152円95銭まで買われるなど、今日も大きく動きました。

輸出企業の重石になっていたというよりは、インフレ懸念の後退で10年債利回りが2.875%へ低下し金融市場が安定する「良い円高」で、日本株はむしろ支えられた形でした。

 

日経平均は午前に一時524円高の65,794円まで買われましたが、中東情勢の不透明感もあって後場は売りに押され、そのままマイナスで引けました。

昨日ほどではないにせよ、2日続けて高値から垂れる形ですね。

指数は小幅安ですが中身はもっと重く、東証プライムで値上がりしたのは39%だけでした。

 

ASTRAをはやす動きが継続しているソフトバンクGは今日も+3.9%、直近5営業日では+38.3%という急ピッチです。

今日も相場を引っ張ってくれましたが、力及ばずといった感じでした。

 

個別で特に派手だったのは電線です。

米コーニングがベライゾンと光ファイバーで数十億ドル規模の複数年契約を結んだと伝わり、古河電気工業+12.6%、フジクラ+8.1%、住友電気工業+5.7%。

クアルコムとAWSの提携で光インターコネクトの話も重なり、AI・データセンタの「配線」にお金が集まりました。

 

一方で同じ半導体でも装置・テスタは逆で、アドバンテスト-2.8%、東京エレクトロン-0.6%が指数の重石です。

レーザーテックは一時38,190円まで買われて引けは35,280円の+1.1%と、きれいな寄り天でしたね。

 

資源も強い一日でした。

原油は北海ブレントが100ドルに迫って出光興産+7.6%、銅の連日最高値更新で住友金属鉱山+6.2%、三井金属+5.2%。

業種別でも非鉄金属+6.9%、石油・石炭製品+5.0%が上位です。

 

逆に弱かったのは、金利の落ち着きが効いた金融です。銀行業-1.7%、保険業-1.8%、証券-2.3%。

医薬品-1.8%、小売業-1.9%と、ディフェンシブ・内需の一角も下位に並びました。

 

中小型は今日は一服で、東証グロース市場の売買代金は2,409億円と前日から4割以上減りました。

 

自動運転は引き続き強く、フィーチャがストップ高の+16.9%。

ただアイサンテクノロジー+6.6%は一時ストップ高から、モルフォ+5.5%も高値から売られて引けました。

9日売買分から信用の委託保証金率が引き上げられたティアフォーは-3.4%、Terra Droneも-7.3%。

半導体に買いが戻った分、勢いはやや衰えたという感じでしょうか。

 

代わりに大商いだったのがパワーエックスで、一時ストップ高の+17.4%。

オンコリスバイオファーマ+3.3%、オンコセラピー・サイエンス+4.5%のバイオコンビも元気でした。

 

明日に向けては、今晩発表される米国債買い入れ規模の拡大に注目しています。

最大の100億ドルまで引き上げられれば、金利低下から米ハイテク株高、日本の半導体関連にも追い風という展開が期待できそうです。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]