今日の日本株は、日経平均-1.7%の65,269円、TOPIX-1.8%の4,050ポイントと大幅に反落しました。

グロース250指数も-0.6%の787ポイントと続落です。

 

主役は株ではなく円でした。

7月の現金給与総額が前年同月比+4.7%と約30年ぶりの高い伸びになり、日銀の9月利上げ観測から円は一時152円89銭と2月以来の高値をつけています。

 

オーバーナイトで日経平均先物は弱含んでいましたが、明けて日本時間、朝方はキオクシアとソフトバンクGが踏ん張り、日経平均は一時66,791円とプラス圏の場面もありました。

流れが変わったのは午後で、サウジアラビアのエネルギー施設で攻撃による火災が伝わると、そこから引けまで一直線の安値引け。高値からの下げ幅は1,500円を超えました。

 

朝方は堅調だった韓国KOSPIも-0.6%、台湾も-0.5%と、アジアが揃って午後に崩れています。

メジャーSQ週の水曜に大きく下げるアノマリーが、1日早く来たかという感触もありますね。

 

業種では輸送用機器-4.1%、電気機器-3.9%、機械-3.7%、精密機器-3.6%と、円高に弱いところが軒並み下位に並びました。

トヨタ-4.1%、ホンダ-5.0%から部品の豊田合成-7.8%、武蔵精密工業-10.8%まで、下にいくほど傷が深いです。

 

象徴的だったのは時計で、セイコーグループ-15.5%、シチズン時計-12.2%、カシオ計算機-9.1%と3社が総崩れ。

電子部品も太陽誘電-7.9%、村田製作所-7.8%と直撃を受けました。

 

半導体は前日の急伸の反動が濃く、キオクシア-3.6%(前日+9.3%)、イビデン-6.3%(同+8.4%)。

銀行も長い金利の低下で-1.5%です。

 

そんな中でソフトバンクGは+5.5%。寄り安から売買代金7,265億円を集めて切り返し、ほとんど1人で指数を支えました。

円高メリットのニトリホールディングス+5.5%、セリア+3.9%、原油高でINPEX+1.2%。

 

指数絡みでは日経平均採用のJX金属+1.1%とカプコン+1.2%、次期TOPIX候補のトライアルホールディングス+4.7%、オンコリスバイオファーマ+10.1%。

材料株は豊和工業+12.3%が一時ストップ高、自動運転もヴィッツがストップ高の+24.8%、アイサンテクノロジー+7.8%、フィーチャ+6.6%、モルフォ+7.3%と揃いました。

 

逆に言えば、上がったのは理由がはっきりしているものだけで、他は総崩れという日ですね。

 

明日どうなるかは、今晩の連休明けの米国市場次第です。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]