始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書
[今回の内容]
- 1)Index Eventスケジュール・総括・・・公的の売り?
- 2)9月の主なイベント・・・NK225定期見直し、配当再投資先物買い
- 3)10月以降の主なイベント・・・TOPIX FFWリバランスは意識するのは早い。
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1)Index Eventスケジュール・総括
インデックスイベントとは別だが、先週から今週において、どうやら公的系の売りが走った雰囲気がある。
まず先週までだが、後場にはいると、不自然にTOPIX Smallが相対的に強い状態が観測されていた。
TOPIXは、時価総額で上からCore30、Large70、Mid400、Smallとなっているので、Small優位となるためには、TOPIX500に売り圧力があったと考える。
TOPIX500で運用しているのは、大口では郵貯・簡保の指定単が有名である。マーケットが30年ぶりの水準に上昇してきた事で、確定売りを出しているとしても不思議ではない。
想像であるが、2000億円〜3000億円は売ったのではないか?
今週に入ってからは、売り手がいわゆる公的資金に替わったようだ。今度はTOPIX型で、こちらも2000億円レベルの売りだったと思われる。
来週に入ると、配当絡みのオペレーションも直前となるため、売りが継続するとしたら金曜日まで・・・と読んでいる。
いずれにせよ、加重型の売りがそれなりに走った事で、足元で観察中のNT倍率も影響を受け、なかなかNTが低下してこないが、いよいよ仕掛けるタイミングが近いと考える。
9/30には入替えに伴って日経平均型で5千億円の見合い売りが発生する。
日経平均入替えで個別銘柄が注目されやすいが、イベント・ドリブン型のヘッジファンドでは、NTショートのタイミングを狙っている筋も多い。
2) で詳しい数字は確認していただきたいが、まず9/28の配当再投資で、日経平均型とTOPIX型では大きな金額の差がある。
配当再投資先物買いでは、NK225<TOPIX で差し引き5千億円であり、9/30日経平均入替えで、NK225は5千億円の売りである。
結果、若干の日程のズレはあるが、月末にかけて、NK225<TOPIX で1兆円のズレが発生してしまう。
この資金フローの差は、その他のノイズが無ければ、NT倍率の低下として現れるだろう・・・従ってNTショート(NK225売り/TOPIX買い)となる。
重要なのは、この1兆円という数字で、多少のプレポジションが入っていても、この規模感になってくると、順方向の可能性にベットしたくなる。
【主なスケジュール一覧】
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