米国市場で株は上がってましたし、10年債金利も3%飛び台まで下がり、原油先物(WTI)も105ドル台まで下がったということで、インフレ・金利上昇懸念が一旦落ち着ける状況となってきました。

そんな中で今日の日本株が強いのは想定通りとして、東証マザーズ指数+5.7%に見られるように、中小型株が非常に強いのが印象的でしたね。昨日のコラムに書きました流れが続き、全体的なセクターとしては景気後退懸念があって景気敏感株が弱かったです。そして中小型株界では新規買いと、ファンドの(アンワインド系)売り買いの両方が継続したようで、結果新規買い+ショートカバーの買いで、買い圧のほうが勝っているため、いい銘柄も、そうじゃない銘柄も、全面高といった感じになりました。

売る必要のある投資家は、先週までの下げで結構売り切っているというところがあるので、ある意味真空地帯を上がっているところ。需給の特殊要因が大きいため、全力買いという訳にはいかないのですが、少しでも異変が見えたらすぐある程度は売るという心構えをしつつ、下がるまでは買い持ちはキープで乗っておく感じでいいと思います。乗っている間に、いいニュースが出てくると、そこそこ大きな相場となりそうで、楽しみなんですけれどもね。

 

今日もビットコインの値動きで、株のセンチメントが左右される感じは少し残っていました。ビットコインは本日夜、2.1万ドルを意識しながらメジャーSQを迎えます。ここであく抜けとなって再度上昇できるか、また下げに転じるのか、こちらも目が離せません。ちなみに暗号資産界では、今日はHarmonyチェーンでブリッジサービスから1億ドルの不正流出があったようで、問題多発の流れが止まらず中々落ち着きません。。。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]