先週金曜日は、日経平均銘柄入れ替えの影響で日経平均に大きく売りが出る日でしたし、月末、特に中間期末のような特別な日は、お化粧買いが期待されながら期待外れに下がることが多いので、まあ下げはやむなしといったところでした。しかしそうは言ってもそろそろ止まらないと、25,000円までの下げが見えてきてしまうという重要なところで、本日は、直近の安値である6月安値(25,520.23円)近辺まで下がった(25,621.96円)後、見事に反発してくれました。

26,000円回復で上出来なところ、26,200円越えでの引けは非常にポジティブでした。一点気になるとすると、現物、先物ともに引け際に買いが入っており、それはいつもはいいサインなのですが、海外投資家勢のショートカバーの雰囲気(少しやり過ぎ、買われ過ぎ)がありました。今後買いが続くのであればそれはそれでいいのでですが、こうした買いはグローバルの株式市場のモメンタムですぐに方向が変わりますので、要注意かなというところ。今晩の欧米市場が強く、明日も日本株が強くなるようなら、そこでやっと信じてロングを増やしてみようかなというところです。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]