先週金曜日は、米FRBの金利引き上げペース鈍化観測が拡大したことにより米株は大幅高、本日の日本株も大型株中心に買われました。特に半導体銘柄が非常に強かったですが、一方で中小型株全般はむしろ弱い印象で、期待していた月末の買いはあんまりなかったのかなという印象。

 

11月2日(日本時間11月3日午前3時)に発表される政策金利が、0.75%利上げでほぼ固まっていたのが0.5%かもということでの戻しでしたが、さすがに今日の段階では揺り戻しというか、0.75%予測がまた増えています。0.5%ならそれはサプライズでしょうがさすがになさそうで、焦点はパウエル議長のコメントや、12月のFOMCが0.75%なのか0.5%なのか(現在はほぼ半々の予測)ということになりそうです。

 

ISM景況指数や雇用統計の発表など、今週はマクロイベントが目白押し。非常に神経質なマーケットが続きそうで、上下どちらにもあまり決め打ちはしたくありません。ただ日経平均は一応節目の27,500円を超えて引けており、明日また強ければ超短期勝負ではロングもまあ面白そうではあります。中小型株は、明日東証マザーズ指数が750ptを超えてくるようであれば、こちらもちょっと買ってもいいかもぐらいで。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]