今朝未明の米FOMCは想定通りの+0.25%利上げで無難に通過し、米株、特にグロース株の代表格である半導体株が強かったですね。フィラデルフィア半導体株指数は+5.2%と大幅高でした。

 

日本株もそれを受けて上で始まりはしたのですが、グロース株の強さよりは、金利上昇期待後退による金融株の弱さに引っ張られる方が大きく、引けにかけてしぼんでいく感じでした。そして残念なのは、朝10時くらいまで非常に強かった中小型株も売られてしまい、東証マザーズ指数はプラスでは引けましたが、+0.3%程度としょぼい感じになってしまいました。個別株でみても、半導体関連、子供関連、直近IPO関連や売り込まれていたものなどが分かりやすく大幅高の傾向があったのに対し、今まで上昇を引っ張ってきた主力には大きく下げるものも目立ち、バラバラな印象でして波に乗るということが出来ない感じでした。

 

米FOMCがほぼ100%予測できるものだった分だけ、通過しても別にどうってことが無かった感じで、どちらかというと今晩のアップル、アマゾン、アルファベット決算の方が重要視されているというか、気にされている感じでした。それを超えて明日流れが出来るようなら、それに素直に乗っていこうというところですね。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]