昨日の夜12時くらいにコメントした時の日経平均先物が33,050円ぐらいで、現物引けから+1%程度のところでしたから、まあ今日もそんなものかなと思っていましたら、日経平均(現物指数)は高値33,556.52円まで買われ、33,519.70円(前日比+2.5%)での引けとなりました。今年最大の上昇率です。
一方TOPIXの上昇率は+1.2%に留まりました。今日の上げの理由が米CPIの鈍化からの米金利低下であり、かつ日本市場寄り前に発表された日本7~9月期GDPが想定以上の悪さで日本金利も低下したことでしたから、銀行株を始めとした景気敏感株が弱く、日経平均に劣後する形となりました。ただ肌感覚としては、これくらいの上昇率が妥当なような気がします。
日経平均の上昇幅823.77円のうち428.35円(上げ幅の52%)が寄与度上位5銘柄だけによるものです。昨日18時のコメントでショートカバーのような感じと申し上げていましたが、今日は更にショートカバー感が強く、今日の上昇が本物かどうか、少しだけ疑っておいた方がいい感じですね。
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ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
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