日経平均+0.9%、TOPIX+1.2%と、本日も日本株は呆れるほど強かったですね。上がっているので文句は無いはずなのですが、機関投資家は年末年始でポジションを小さ目にしていたところが多いですので、プロ同士で話をしていますと、ちょっと上げが止まってくれないと困るよねなんて話になったりします。ポジションがまだ小さ目なので利益を十分に大きくできないし、かつ指数ばっかり大きく上がってしまうしだと、ポートフォリオのパフォーマンスが指数のパフォーマンスについていけないからです。まあ年初から暴落よりはよっぽどいいですので、贅沢な悩みというか、ないものねだりではあるのですが。

 

弊社の得意とする中小型株にとっても、大型株主導の上げである年初からの展開はやや苦しいところもありますので、やはり止まって欲しいと思うところがあります。で、本日はそんな展開だったような、そうでもなかったようなの展開で、解釈が難しい値動きだったのですが、結果として個別銘柄としては非常にいい値動きとなりました。今年一番良かったですね。まだ始まったばかりですけれども。

 

日経平均、TOPIXともに上げているので、この表現が正しいかどうかは分かりませんが、「日経平均(大型株)の上げ止まり感」があった日でした。先週金曜日夜(日本時間)発表の米PPIが予想よりも悪い数字で、米金利が下がり、でも今日の日本時間では円安傾向になりと、今日はファクター的には日経平均優位になるべきところが、TOPIXの方がパフォーマンスは上でした。ですので先週金曜日にコメントした通り、そろそろ(ショートカバー的なCTA系の買いが終わることで)日経平均優位な展開が終わり、というのは合っていましたし、これが「日経平均(大型株)の上げ止まり感」を生んだわけです。しかしそうは言っても上げてはいますので、買い圧力としては根強いものがあり、「感」だけで「上げは終わっていない」という可能性も捨てきれません。これが今日の市場の解釈を難しくしている理由の1点目です。

 

そして先週金曜日のコメントでいいますと、「中小型株への流れがきそう」という点について、弊社の推奨銘柄など良ファンダメンタルズ銘柄については大きく上げる銘柄が多く、これも合っていました。しかしグロース250指数は+0.2%と日経平均やTOPIXに見劣りしていますので、その流れが一時的なのか今日だけなのかが少し判然とせず、これが解釈を難しくしている理由の2点目となりました。また、決算銘柄でも材料が出たのでもない銘柄で大幅に上げるものも散見していたこと、東証グロース市場の売買代金が先週金曜日比で減少して1,000億円超のレベルにとどまっていることも、銘柄のフォーカスが分からない、商いが盛り上がっていないということで、解釈を難しくしている3点目となっています。

 

今日の夜は米国株式市場がお休みということで、株の需給が少しイレギュラーになっていたのかもしれません。であれば、あまり深読みをしてもしょうがありませんので、とりあえず今日は中小型株が久しぶりにいいマーケットだったことを喜び、明日のマーケットの動きでまた市場の解釈をしていこうと思います。今日はゆっくり休みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]