連日の小動きにて、コメントのしづらいマーケットが続きます。ただ、昨夜の米株が少しですが弱く、またドル円も149円台へ円高が進む中で、一時39,000円を割っていた日経平均が引けにかけて戻し、-0.1%(39,166.19円)と前日比マイナスながらほぼ変わらずで引けたのは、相変わらずの底堅さを感じさせました。次の大きな上昇に向けてエネルギーをためているところという感じですね。

バルチック海運指数の急上昇を受け海運株が買われ、やや金利高傾向を好感したか銀行、保険株も強かったため、少しですがTOPIX優位の展開でTOPIX+0.0%と一応プラスとなりました。まあ誤差の範囲的ですが、こちらも底堅くはあります。

 

グロース250指数は-0.9%と中小型株は今日は弱かったです。期待していた月末お化粧買いよりは、FRBがインフレ指標として重要視する米PCEコア価格指数の発表を今晩に控えたリスクオフの売りの影響の方が強かった感じでしょうか。上昇のいい波ができていただけに、少しというかだいぶというか残念でしたが、明日月替わり、もしくは週明けからの再上昇の可能性は大きいと考えています。しばしの我慢ですね。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]