引き続き材料不足の日本株は、昨夜の米株市場が休みだったということもあり、東証プライム市場の売買代金が約3兆1,800億円と今年最少となり閑散といった感じでした。日経平均+0.2%、TOPIX-0.1%と動きませんでしたね。
そんな中で今日の一番の話題はTOPIX改革のニュースでした。昨日JPXがTOPIX見直し(第2フェーズ)の詳細を発表しましたが、採用銘柄の基準を第1フェーズより更に厳しくし、現在の約2,200銘柄を28年7月までに約1,200銘柄に絞り込むというものでした。方向性としては現在行われている第1フェーズ(25年1月までに約1,700銘柄に)の延長上にありますが、東証スタンダード市場と東証グロース市場から約50銘柄が採用される見通しも示され、両市場で時価総額が高いものが買われました。実際のリバランスは26年10月から段階的にですので、少し気が早い気もしますが、買い手不足に悩んでいる中小型株市場ですので大きく反応しました。
東証スタンダード指数では、一番指数ウェートが高い日本マクドナルドこそ+1.3%に留まりましたが、指数採用のインパクトが大きいとされるフクダ電子+8.5%、上村工業+9.5%、MCJ+10.6%と大幅に上昇していました。東証スタンダード市場指数は+0.7%でした。
東証グロース市場でも、カバー+10.4%、GNI+5.6%、インテグラル+4.3%と時価総額が大きい銘柄を中心にこのニュースの恩恵を受けました。カバーは指数採用のインパクトはそれほど大きくないようですが、こういう時にはやはりムードを作る主力として買われます。その他、インテグループやELEMENTS、ヘリオス、エヌ・ピー・シー、クオリプスと上昇しまして、グロース250指数は+1.5%とやっとスッキリ上昇となりました。昨日来なかった資金循環の買いが、ニュースをきっかけに増幅して今日来た感じですかね。このまま上昇の波に乗りたいところです。
東証グロース市場には嬉しいニュースがもう一つ。
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