今日の東証プライム市場の売買代金は5兆円を超えていますが、本日はFTSE系やその他の指数のリバランス日で大引けでの商いが膨らんでおり、大引け前までの売買代金は3兆円ほどと基本的には引き続き薄商いの日でした。日経平均-0.1%、TOPIX-0.0%と値動きとしても静かでした。

 

昨日話題になっていたTOPIX改革関連銘柄は、本日はもうまちまちの値動きとなっていましたが、カバー+4.1%、インテグループ+16.7%と、この2銘柄はそんなこととは関係ない力強い動きで中小型株を引っ張っていました。ただ今日は金曜日だからということなのか、後場にいつもの悪いパターンのじり安傾向となって、中小型株全般少し弱含んでの引けとなりました。サンバイオが引き続き弱く-17.7%とストップ安で引けましたね。結果として、グロース250指数は-0.0%とほぼ変わらずでした。来週また仕切り直しですね。

 

来週は、先日の日銀会合の主な意見が出てきますし、欧米での政治イベント・リスクは引き続きですので、突発的に大きく動くリスクはありますが、基本的にはまた材料難で小動きとなりそうです。日本株の下支えになっている自社株買いが自粛期間になりますが、それ以上の金額の配当の払い込みがありますので、需給面でもそれほど心配無さそうです。良ファンダメンタルズ銘柄で下がったものをちょいちょい買い増す感じ、もしくは値動きいいものについていく感じで良さそうですが、個別銘柄プレーは少しお休みして様子見というのもアリですね。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]