日経平均+2.1%、TOPIX+2.0%、東証グロース250指数+3.4%と大幅続伸となりました。
今朝の米FOMCで0.5%幅の利下げが決定され、予防的利下げとはいうものの景気後退懸念を少し生むものであり、また、これ以降も急なペースでの利下げをするということではないというパウエル議長のややタカ派発言ありで、米株は少し下落していました。
一方で日本株は、米FOMC前の141円90銭あたりだったドル円が、利下げペースの減速を見込んで一時144円に迫る円安となったことを好感し、また、先に下げ過ぎていた分のショートカバーもあって大きく上昇することとなりました。
今朝3時の利下げ決定発表からしばらくマーケットを見ていましたが、日本時間でこれほど上昇するような動きではなかったので少しびっくりでした。
今回の米FOMC絡みの動きは本当に読みづらかったです。
TOPIXコア30指数が+2.9%と日経平均、TOPIXよりも上げ幅が大きく、超大型株中心に上がっていたということと、逆に東証グロース市場指数+3.1%に対し東証スタンダード市場指数は+1.0%と、小型株の方が中型株よりも上がっているということで、時価総額では大、小に偏った個別銘柄の物色のされ方をしていました。市場全体の売買代金もそれほど大きくは増えていないこともあわせ、全面高!という感じには少し欠けました。
サプライズはなさそうとはいえ、一応明日昼の日銀金融政策決定会合結果発表待ちというところなのでしょう。
何もなければ、円高になっても株はそれほど売られない底堅さが健在であり、月末まで公的年金系のリバランス買いが続きそうということもありで、日経平均で38,000円までの戻りは早そうです。
ただ、オーバーナイトで円高、日経平均先物安の傾向はまだありそうですので、米株の雰囲気によっては36,000円までの下げはまだあり得ます。下げれば買いが出てきて支えられますので、それほど現段階では心配しなくてもいいのですが、米株の弱さもありますので、少しだけ気にしておきましょう。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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