日銀が利上げを急がない姿勢を受け金利が低下し、ドル円は144円台まで円安が進んだことを好感して、日経平均+0.6%、TOPIX+0.5%と続伸しました。

円安主導での上昇となると、中小型株は一旦蚊帳の外となりますので、東証グロース250指数は-0.7%と下落しました。

 

日経平均は2%弱上昇した局面もありましたが、中国が金融緩和策を含む景気刺激策を発表し、CSI300指数が4%以上の上昇を見せるにつれ、日本株から中国株への資金流出があったような感じで日経平均は、逆に上昇幅を縮める展開となりました。

資金流出はまだ続くかもしれませんが、施策としてはグローバルにリスクオンを呼ぶものですので、近いうちにまた日本株にも買いが入ってきて、強い上昇を見せることとなると思います。

 

ロシアの領空侵犯のニュースに反応したのか、高市さんトレードなのかは分かりませんが、防衛銘柄が強く、三菱重工+4.3%、IHI+5.4%と上昇しました。

高市さんトレードといえば核融合関連で助川電機+14.1%、サイバーセキュリティ関連でFFRI+13.9%、AI・データセンター関連でさくらインターネット+13.2%、データセンター+10.0%などと上昇し、株式市場ではもう高市さんの自民党総裁就任を確実視するような動きが見られましたね。明日も引き続き日計りプレーが出来そうです。

 

配当取りトレードもあったようで、日本郵船+3.3%、東京海上+3.5%といった感じで海運株、保険株が強かったです。こちらも明日以降続きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]