一時145円台にのせた円安と、米マイクロン・テクノロジーが強気の業績見通しで時間外で14%以上上昇したことによる半導体関連株高、そして配当再投資の買いによって、日経平均+2.8%、TOPIX+2.7%と大きく反発しました。

 

ここまで急に円安になるのは想定外で、なので日本株は上げると思っていたもののここまでの上げは少し想定外でしたが、38,000円台の需給の重さをものともせず、また、東証プライム市場での上昇銘柄比率は96%となったように個別の銘柄がどうこうというのもあまりなく、ただただシンプルに上がった、そんな感じでした。

 

中国株が引き続き大きく上昇していますが、アジア発信のグローバルリスクオンとして素直に捉え、日本株を買い直すという動きもあったようです。

 

明日の自民党総裁選挙を無事に(高市さんであれば円安、株高と言われていますが)超えれば、一気に日経平均で4万円越は難しくなさそうです。

 

グロース250指数は+0.9%と小幅な上昇に留まりました。

昨日と同様、円安、大型株主導となればどうしても中小型株は出遅れます。

 

特に今日は悪いニュースの出たサンバイオ-13.2%、セルシード-7.8%が、指数も他のバイオ株も下に引っ張りまして雰囲気を悪くしました。

ただ、その割に指数は下げなかったともいえ、QPS研究所+15.9%、アストロスケール+3.8%といった宇宙関連株、GENDA+2.1%やカバー+4.0%といった主力株の強さもあり、明日以降の中小型株の反撃に希望を残す展開でもあります。

 

明日は金曜日、来週月曜日は月末であり、なんとなくのリスクオフで売られるということもありえますが、早ければそれでもお化粧買いで上げる、そうでなければ来月仕切り直しで買われ直す、いずれにせよ上目線で待つところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グロース250指数

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]