公示があっていよいよ衆院選スタートだからアノマリーで上がったという部分もあったかもしれませんが、連休中に米株高、円安となったことで、連休明けの日本株は強く日経平均+0.8%、TOPIX+0.6%と上昇しました。
日経平均+304.75円のうち、東京エレクトロン+4.5%、ソフトバンクG+5.8%、アドバンテスト+3.4%の3銘柄で284.42円(上げ幅の93%)の寄与度があったり、半導体関連銘柄(レーザーテック+6.3%、ディスコ+2.1%)や銀行、保険株が強かった他は目立って強いものが見当たらなかったりと、一部の銘柄、セクターだけ賑わった感じで、中身としてはそれほど良くなかったように思います。
そんな状況の中、日経平均は一時4万円を回復しましたが、切りのいいレベルでそこそこの全般的な売り圧力がありました。大引け30分前から4万円の攻防がありましたが売り方勝利で終わり、39,910.55円と4万円割れでの引けとなりました。
ドル円も150円を目の前にして、160円台まではないとは思いつつ為替介入が意識され、円高方向に戻りましたのも株にネガティブに作用しました。
中東情勢が緊迫しつつも最悪の事態は避けられそうという展開の中、再来週の決算発表シーズンまでは選挙以外にあまりネタもなく、ただ米金利動向からのドル円に左右されるだけの相場になりつつあります。
で、ドル円がどっちに動くかは、米10年債利回りが4%ちょいで落ち着いているなかではあまり決め手も無く、動いた方についていく短期トレーディングしか手が出なさそうな感じになっていますね。
株の基調は引き続き強そうで長期のロングをキープでいいと思いますが、それ以外は指数、半導体株や銀行株で短期プレーする、そんな感じのマーケットです。
中小型株は、グロース250指数が+0.4%と言った感じで今日も全般的に健闘はいたしましたが、円安主導の大型株の戻り相場では出遅れるいつものパターンとなりました。
個別銘柄で良ファンダメンタルズのものは強がっていた感じでしたが、東証グロース市場の売買代金は今日も1,000億円割れで、盛り上がることは出来ませんでした。
明日以降に期待となります。
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