米1月PPI発表を受けて米金利が下がり、152円台までの円高となったことで今日の日本株は売られ、日経平均-0.8%、TOPIX-0.2%と下げました。週末前の利食い売りもありましたね。

 

昨日は円安、今日は円高でしたので、昨日とは今日は逆の動きとなりまして、半導体関連銘柄(アドバンテスト-1.4%、東京エレクトロン-2.1%など)、防衛関連銘柄(IHI-4.7%、川崎重工-5.2%など)が売られました。

防衛関連銘柄は、トランプ大統領が中露に軍事費を半分に削減しようと呼びかける考えの表明もネガティブ視されました。

電線銘柄は逆の動きとならずに今日も弱く、フジクラ-4.1%、古河電工-2.1%と下げました。まあ上げ過ぎでしたからね。

 

決算モノではソニーが+8.7%と上げ、場中に上場来高値を更新しました。

大型株がそういう状況ですので反転が期待された中小型株ですが、急ピッチで上げてきた反動下げの流れは止まらず、グロース250指数は-1.5%と下げました。

 

主力でカバー-9.3%、タイミー-3.0%、エクサウィザーズ-18.0%、トライアル-19.1%(昨日発表の決算が悪かった)と下げ止まらなかったり、決算モノでINFORICH-7.8%があったり、暗号資産でメタプラネット-8.0%など下げていたり、頼みの綱のドローン関連銘柄もTerraDrone-8.3%など弱かったりと、ちょっとこれでは今日はどうしようもありませんでした。

 

カバーの日中の値動きを見ていますと、さすがに今日は買いが入ってきた感じがありありでした。今年の上げが始まる前のレベルを割り込んでいますから、買いやすいところになっていますね。

コンセンサスよりも決算が悪かったということで売られ始めたわけですが、数字そのものは決して悪くなく、打診買いでもいいですので、買いで入ってみると面白そうです。

そしてこの銘柄が来週再上昇を始めれば、また中小型株全体のいい相場が再開できると思います。期待して待ちましょう。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]