米4月PPIの低下や低調な小売売上高により米利下げ観測が高まった結果、米株は上昇しましたが、それは一時144円台の円高を招くこととなり、ポジネガ両方あった日本株は日経平均-0.0%、TOPIX+0.1%とほぼフラットな値動きとなりました。

 

引きつづき日本株には利益確定的な売りが出ておりますが、後場からの買い(今日は10時過ぎスタートで買い)と買いも入っており、相場が崩れることもありません。

昨日は、”上げづらいので下目線でというある意味シンプルな感じ”とコメントしましたが、このまま値持ちすれば今度は”下げないので上目線で”になる感じで、まあトレンドが出ないので指数で勝負ではないというところです。

個別銘柄はやや利食い先行のスタンス推奨というのに変更はありません。

 

そして大型株がそういう膠着状態ですと今日も中小型株が元気で、グロース250指数+0.7%、東証グロース市場売買代金も更に増えて2,500億円と盛り上がっていました。

 

決算後に買われた銘柄がそのまま強いといういい相場の形が続き、今日はSynspective+14.4%、FFRIセキュリティ+16.4%、GNI+12.9%、Aiロボティクス+8.1%、トヨコー+19.7%、TalentX+11.2%、エフ・コード+17.1%、アルファポリス+22.2%といったところが目立ちました。

 

主力でispaceが-7.2%、サンバイオ-4.1%、QPS研究所-2.3%、トライアル-5.2%、GENDA-5.8%、フリー-7.0%と売られたり、決算モノでプレイド-12.3%やそのほかZenmuTech-4.1%というのもありましたが特に問題にならないというか、強い相場の雰囲気は壊れませんでした。

 

大きく上げた翌日に大きく下げるような値動きも見られまして、なんでもかんでも強い超やりやすい相場という訳ではありませんが、それでも非常にいいマーケットです。

来週もまだこの流れは続くとみています。

 

今週もおつかれさまでした。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]