米裁判所でトランプ関税は違法だとの判断で差し止め命令が出たことでリスクオンとなり、ドル円は一時146円台までの円安、また、エヌビディアの好決算もあって、日本株は日経平均+1.9%、TOPIX+1.5%と上げました。

 

売買代金1~3位がフジクラ+5.5%、ディスコ+3.8、アドバンテスト+5.3%とデータセンター、半導体関連銘柄でした。

今回の米裁判所の判断は自動車への関税には影響は及ばないはずですが、円安を好感してトヨタ+3.9%など自動車株が買われました。

金利が落ち着いたことで、銀行、保険など金融関連銘柄も上昇し、全体としてブルマーケット型の上昇となりました。

NTTドコモが住信SBIネット銀行+21.3%を買収する方針を明らかにして、住信SBIネット銀行はストップ高、楽天銀行+8.9%もつれ高しました。

 

グロース250指数は-0.3%と下げましたが、グロース250指数で最大ウェートのGNI-6.9%の下げがなければプラスでした。

 

今日はそのほか主力で宇宙関連のQPS研究所-3.7%、ispace-7.0%、Synspective-5.9%が指数の足を引っ張りましたが、サンバイオ+1.2%、カバー+2.7%、Liberaware+5.4%、プレイド+9.2%が売買代金を伴って上昇しており、中小型株のいいマーケットは終わってはいませんでした。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]