米ハイテク株高と日本金利高を受け、本日の日本株は日経平均+1.1%、TOPIX-0.2%と騰落が分かれました。

 

米半導体株が強いと、今年今までのパターン通り日本の半導体、データセンター関連株が一斉に勢いづき、売買代金トップから順に10位まで、ソフトバンクG+6.4%、(キオクシア-2.2%)、アドバンテスト+5.3%、レーザーテック+7.3%、フジクラ+2.6%、東京エレクトロン+4.7%、(三菱UFJ-2.1%)、住友電工+4.2%、ディスコ+4.5%、(三井住友F-2.1%)と、久しぶりのきれいな大幅上昇となりました。

防衛も川崎重工+2.7%、IHI+2.8%などと強く、造船もジャパンエンジン+2.0%などと買われ、今年のいつもの上げパターンが戻った一日となりました。

 

一方で、昨日強かった銀行株は今日は失速し、昨日トップパフォーマーだった銀行株指数は、今日はワーストパフォーマーとなりました。難しいですね。。

 

なんであれ日経平均が上昇すれば盛り上がりますので、いずれの資金循環も期待して続伸して欲しいところですが、節目となりがちな14時半から売られ始め、50,100円超から49,864円と5万円を割っての引けというのが気になりました。

5万円は大台ですので売りターゲットになりがちなところです。突破するには何か材料か売買代金が必要そうですが、とりあえず売買代金の方は東証プライム市場の売買代金が5.4兆円と少なくはないけど多くもない、そんな程度のところです。

円高も気になりますし、上を期待しながらしかし慎重に、といった感じですね。

 

グロース250指数は-0.8%と、今日も中小型株は苦しい日となりました。

 

売買代金上位で上がっているのが、ラクオリア+27.1%、HUMAN MADE+13.9%、イオレ+5.1%、豆蔵+20.2%、Kudan+21.7%といった顔ぶれで、HUMAN MADEは主力として期待できる銘柄で、豆蔵はフィジカルAI関連としていけるかもですが、それ以外は全体を引っ張るイメージがわかないものでした。

 

東証グロース市場売買代金2,3位でGNI-7.4%、サンバイオ-11.0%、9位でヘリオス-10.1%となっており、主力バイオ株が下げ止まらないと厳しそうです。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]