本日の日本株は、日経平均+0.2%の65,270円、TOPIX+0.2%の4,054ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発しました。

一方でグロース250指数は-0.2%の782ポイントと、逆に小幅安です。

 

注目していた米財務省の国債買い戻しの規模拡大ですが、昨夜ふたを開けてみれば60億ドル。

ベッセント米財務長官が事前に期待値を上げすぎていたぶん失望も大きく、米長期金利が上昇し、S&P500-0.5%、ナスダック-0.6%と米株が下げました。

北海ブレント原油が101ドル台と7月以来の高値を付けたことも重しでした。


日本株もその流れを引き継いで下げてスタートし、日経平均は午前に一時64,186円、前日比956円安まで売られる場面がありましたが、後場はじりじりと戻し、結局は高値引け。

積極的な買いがそれほどあるわけではないのですが、売りもまたアグレッシブなものは出ずという感じでした。

この状況の悪さでよくプラス圏まで戻してきたものだと、しぶとさは感じる展開でした。


しかし、東証プライム市場では値上がり723銘柄に対して値下がり782銘柄と、上がった銘柄の方が少なく、東証スタンダード市場に至っては値上がり比率36%と中身は悪い。

指数を支えたのは大型で、TOPIXコア30は+0.5%。個別銘柄プレーヤーにはつらい一日でしたね。

 

今日いちばんの主役は、金利上昇で買われた金融でした。

業種別で証券・商品先物取引業+2.4%、銀行業+2.0%、保険業+1.2%。三菱UFJフィナンシャル・グループ+1.7%、三井住友フィナンシャルグループ+1.5%といった大手だけでなく、四国銀行+8.1%、山形銀行+6.7%、秋田銀行+5.0%と地方銀行に派手な動きが出ました。

 

半導体関連はまちまちといったところです。

キオクシアホールディングス+1.9%、アドバンテスト+3.3%、村田製作所+5.6%、太陽誘電+4.8%が戻した一方、東京エレクトロン-1.7%、イビデン-3.5%、ディスコは横ばい。

昨日主役だった電線は反動で、フジクラ-5.2%、住友電気工業-3.6%、古河電気工業-2.5%と揃って下げました。

大きいところがそろって売られる感じで、ここも個別でやるにはつらいところです。

 

この傾向は電線だけではありません。

防衛、造船といった個人投資家がやり易いテーマのところが下げた感じで、IHI-4.9%、日本製鋼所-6.5%、東京計器-5.9%、三菱重工業-2.4%。造船も名村造船所-4.6%、ジャパンエンジンコーポレーション-4.6%、三井E&S-5.4%です。

業種別では非鉄金属-3.6%、その他製品-2.8%、建設業-2.3%が下位で、清水建設と大成建設がそろって-5.6%でした。

 

グロース250指数も-0.2%と、そうした銘柄ほど売られる流れのあおりをもろに受けています。

東証グロース市場の売買代金は2,166億円と前日比-10.1%で、どんどん細ってきています。

 

自動運転はまだ元気で、フィーチャがストップ高の+28.8%、ヴィッツもパナソニック コネクトとの協業強化を発表してストップ高の+24.2%、ダイナミックマッププラットフォーム+14.4%と二けた%上昇となりました。

ただ先導株のティアフォーは-1.1%、前日に一時ストップ高まで買われたアイサンテクノロジーは-8.1%と、中身は入れ替わっています。

 

あとはTerra Drone+2.3%、オンコリスバイオファーマ+2.8%、フリー+2.9%がプラス。

パワーエックス-3.2%、GO-2.9%、オンコセラピー・サイエンス-4.3%、アストロスケールホールディングス-3.1%がマイナスと、顔ぶれはまちまちでした。

 

本質的にはグローバル金融市場の不安定さ、主に金利上昇ですが、これによって日本株も売り圧力を免れ得ない状況は続きそうです。

個別銘柄のデイトレは何とかできそうですが、全体的なトレンドが出ず、腰の入ったプレーが難しいですね。

 

明日メジャーSQを超えて、なんとか日本株だけでも独歩高を期待したいところです。

とはいえ明日夜の米8月CPI次第ではあります。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]