今日の日経平均は+0.3%の64,136円、TOPIXは+0.8%の4,094ポイントで、ともに2営業日続伸です。

 

米FOMCは無事通過しました。

安心感から寄り付きは64,643円と前日比+1.1%の高いスタートでしたが、そこからは売られたり買われたりの神経質な展開でしたね。

日中には63,824円と、マイナス圏に沈む場面もありました。

 

日経よりTOPIXが高いことからわかるとおり、買われたのはAI・半導体ではありません。

海運+3.1%、鉄鋼+2.3%といったグローバル景気敏感、医薬品+2.6%、食料品+1.7%のディフェンシブ、保険+2.1%、不動産+1.9%、建設+1.8%の内需どころです。

 

商船三井+4.0%、日本製鉄+2.9%、中外製薬+3.7%、東京海上+2.4%、三井不動産+2.1%。三菱UFJ銀行が防衛産業への融資方針を転換したことで、三菱重工+4.0%、IHI+2.3%と防衛も買われました。

ゲーム株も強く、任天堂+4.3%。その他製品は+2.9%で業種別の2位でした。

東証プライムは値上がり銘柄が83%です。

 

一方、明日の日銀を前にAI・半導体には売りが膨らみました。

太陽誘電-3.9%、KOKUSAI ELECTRIC-2.7%、村田製作所-2.6%、イビデン-2.5%。いずれも高く寄ったあと下げに転じていて、寄り天気味の形です。

売買代金トップのキオクシアも、+2.0%で寄ったあと-1.8%引けでした。

 

弱かったもう一方は、昨日の主役だった資源です。

原油安でINPEX-3.2%などが売られて鉱業-3.1%、非鉄金属も-1.1%。昨日は鉱業+3.2%、非鉄金属+1.9%と業種別の上位でしたから、そのまま反落した形でした。

個別では三井金属-6.7%、JX金属-4.2%です。

 

東証プライムの売買代金は7.2兆円(うちキオクシア1.3兆円)で前日比+6.7%。

少しは増えましたが、まあまだ打診買いといった域だと思います。

 

グロース250指数は+2.3%の789ポイント。

ただこれは特に理由もなく、昨日売られたから今日買われた、ぐらいのところですね。

 

東証グロース市場の売買代金は2,300億円ほどと昨日から減っているのですが、中身はよかったです。

オンコリスバイオファーマ+8.6%、ジーエヌアイグループ+5.7%、MTG+5.1%、freee+3.6%と主力が動き、テーマ株もTerra Drone+10.1%、ZenmuTech+6.9%、FFRIセキュリティ+4.7%と広がりました。

 

スタンダード市場でも豊和工業+12.8%、名村造船所+8.5%と、市場をまたいで物色されています。

 

全体の雰囲気としては非常にいい感じでしたね。

ただ直近のIPOは弱く、オーディオストックは-20.5%の安値引け。今日上場のSkyfallも初値1,760円に対して終値1,523円でした。

 

明日はお昼ごろに日銀の結果が出ます。

1.25%への利上げはスワップ市場でほぼ完全に織り込まれていますので、焦点は植田総裁の会見のほうです。

債券は超長期が買われ、40年債利回りは一時7bp低下しました。日銀がインフレ抑制に踏み込むという読みですね。

 

その後、後場に関してはシルバーウィーク前のポジション整理がメインとみており、大きな動きはないと考えています。

ただし今晩の米国株次第では上下どちらにも大きく動きますので、そこは要注意です。


 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]