今日の日経平均は+1.4%の65,018円、TOPIXは-0.1%の4,091ポイント、グロース250指数は+2.5%の808ポイントでした。

日経平均は終値で約1週間ぶりに65,000円台を回復しています。

 

日銀は1.00%から1.25%への利上げを決めました。ここまでは織り込みどおりです。

ただ政策委員9人のうち2人が利上げに反対し、思ったほどタカ派ではなかった、という受け止めになりました。

円は一時157円60銭まで下落。植田総裁が会見で「政策の局面が変化した」と述べたところで156円台半ばまで戻しましたが、買いは続かず、157円台半ばでの引けです。

 

株はこの円安を素直に好感しました。

寄り付きは64,681円と小高い程度で、前場は会合待ちで動かず。結果が出た後場に上げ幅を広げて、高値は65,436円まであります。

債券は新発10年債利回りが2bp低下の2.970%、一方で40年債は1.5bp上昇の4.13%と、超長期だけが売られました。

 

買われたのは半導体です。前夜の米国でSOXが+3.1%、AMD+6.4%、マイクロン+5.5%と強かった流れを引き継ぎました。

キオクシアが+9.4%で高値引け。+1.8%で寄ったあと、そこからさらに+7.4%上げた計算になります。

レーザーテック+8.7%、KOKUSAI ELECTRIC+7.2%、アドバンテスト+6.0%、イビデン+5.8%、村田製作所+4.5%、ルネサスエレクトロニクス+4.5%、太陽誘電+4.2%、東京エレクトロン+4.2%、古河電気工業+3.7%、ディスコ+3.6%。村田と太陽誘電も高値引けです。

業種別は非鉄金属+2.3%が1位、電気機器+2.0%が2位。三井金属+7.3%、JX金属+2.1%と、素材の川上まで広がりました。

 

逆に売られたのは、利上げを先に織り込んで買われてきたところです。

銀行業-0.5%、保険業-1.1%、卸売業-1.4%で、三菱UFJ-0.9%、三井住友-0.7%、みずほ-0.6%、東京海上-1.2%、MS&AD-0.8%、伊藤忠商事-2.7%。連休前の利益確定という面もあると思います。

ほかに電気・ガス業-2.2%、石油・石炭製品-1.9%、海運業-1.7%、不動産業-1.5%と下げた業種のほうがずっと多く、TOPIX構成銘柄は約6割が下落しました。

 

中小型は今日も賑わいました。

午前中、大型株が会合待ちで動きづらかったところで買われ、後場はそれなり、という流れでしたが、上げ幅としては十分です。

 

パワーエックス+13.6%はENEOSが新設する系統用蓄電所向けの受注を材料視。フィーチャ+15.9%、ジーエヌアイグループ+8.6%、アストロスケールホールディングス+7.9%、オンコリスバイオファーマ+7.5%、データセクション+7.2%、QDレーザ+6.3%、Terra Droneも+3.8%と続伸です。

Synspectiveは+9.4%。三菱重工業とH3ロケットによる小型SAR衛星の打ち上げサービス契約を結びました。

 

売買代金の上位に主力と材料株が大きな上昇率で並ぶ、というのが一番いい形ですから、雰囲気は良かったと思います。

 

今日上場した3社は、対IPO価格比+81.9%、+40.3%、+2.2%と、2社は大幅高。

3社とも初値割れでの引けでしたが、このプラスであればいいでしょう。

 

日経平均、グロース250指数の今日の上昇をどう読むか、少しだけ迷っています。

ハト派を好感したグロース株の上昇で、これは続くとみたいところです。ただ円安の進み方を見ていると、次の利上げも遠くないというメッセージを聞きたかった投機筋、つまり円高・株安に賭けていた向きの巻き戻しだけ、という可能性も残ります。

素直に上方向で乗るつもりですが、少しだけ注意はしておきたいですね。

 

来週はシルバーウィークで市場は木曜日スタートです。

大型も中小型も、連休明けからは上方向で勝負できそうだと考えています。中東で何も起きなければ、ですが。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]